店頭看板の事例(雑貨店のハイブリッド加湿器) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

雑貨店さんの『ハイブリッド加湿器』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

雑貨店さんが、『ハイブリッド加湿器』をおすすめしている店頭看板です。

『今月のオススメ』と、今の季節に合う商品を紹介していていいと思います。

でも、ちょっと残念なのが、商品中心の紹介になっているところです。

お客さん中心で紹介したらどうなるのか?


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>今月のオススメ
>ハイブリッド加湿器
>・超音波
>・PTCヒーター
>・大容量3L
>・香り
>スタイリッシュなタッチパネル式
>取っ手付きタンクで水替え楽々!
>超音波とPTCヒーター搭載のハイブリッド式で効率よくお部屋を加湿!
>¥6700(税別)
>オススメのアロマウォーター
>ゆず¥1400(税別)




→現状は、『どんな加湿器なのか?』、商品の特徴をこれでもかと、言うくらいお知らせしています。

→これはこれで大切です。

→しかし、その前に、『なぜ、加湿器が必要なのか?』、この時期に加湿器が必要な訳をお知らせしたいと思います。

→その後に、商品の特徴を簡単にお知らせすればいいですね。

→もっと商品のことが知りたいお客さんには、スタッフさんが答えるか、パンフレットを用意すればどうでしょうか?

→そして最後は、別の特徴で行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(雑貨店のハイブリッド加湿器)
空気が乾燥する時期、エアコン暖房
すると湿度が20~30%に!

でも風邪などのウイルス対策には、
湿度50~60%を保つ必要がある
んですよ。

そんな時は『ハイブリッド加湿器』
超音波とPTCヒーター搭載のハイ
ブリッドで効率よくお部屋を加湿!
¥6700(税別)

吹き出し口が熱くならないので、小
さなお子さんがいるご家庭でも安心
です。




【今回のポイント】

→『どんな加湿器なのか?』よりも、『なぜ加湿器が必要なのか?』をお知らせすることが今回のポイントです。

→こうすることで、『商品の特徴』から、『商品の必要性』になるので、よりお客さんに近づくことができます。

→この『商品の必要性』に興味を持ったお客さんは、次に『商品の特徴』を知りたくなりますから、この後にお知らせすればいいのです。

→ちなみに、今回は、『風邪のウィルス対策』にしましたが、他に、『目やお肌の乾燥対策』や『静電気の発生対策』でもいいと思います。

→どの対策が一番反応がいいのかで、『商品の必要性』を変えましょう。

→最後の商品の特徴で、『こんなお客さんに』と伝えて、行動を促しています。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則