店頭看板の事例(薬局店の汗止め) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

薬局店さんの『汗止め』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

薬局店さんが、『汗止め』をおすすめしている店頭看板です。

切り貼りのイラストを上手く使っています。

商品中心の内容なので、ちょっとだけお客さんに呼び掛けてみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>汗っかきの最終兵器
>汗止め『商品名』
>1000円
>足にも効くえ~



→まず、『どこに汗をかいて悩んでいる人なのか?』をハッキリさせます。

→そして、その『長年の悩みを解消してみませんか?』と問い掛けることで、興味を持ってもらいましょう。

→その上で、どんな『商品名』をお知らせして、『どのように使うと、どうなるのか?』を簡単に説明します。

→金額を伝えて、『ブーツの足ムレにも効きますよ!』と、その他の部分にも使えることをお知らせしたいですね。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(薬局店の汗止め)
脇汗や汗ジミで悩んでいるあなたに

長年の悩みを解消してみませんか?

『商品名』を風呂上がりに擦り込む
ように一週間塗り続けると、驚くほ
ど汗をかかなくなります。

汗止め『商品名』 ¥1000

ブーツの足ムレにも効きますよ!




【今回のポイント】

→商品中心の内容でなく、お客さんに問い掛ける内容にすることが今回のポイントです。

→『脇汗や汗ジミで悩んでいるあなたに、長年の悩みを解消してみませんか?』と問い掛けることで、『へえ~、脇汗の悩みが解消できるの?』と、興味を持ってもらえます。

→この問い掛けで、興味を持ってもらえるお客さんと、興味を持ってもらえないお客さんに分けるのです。

→この分けることが、とても大切になります。

→なぜなら、この後、興味を持ってもらえるお客さんには、『驚くほど汗をかかなくなります』というメッセージが届きやすくなるからです。

→ そうしたら、『商品名』を伝えて、その他も部分にも効くことを伝えることで、行動しやすくなります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則