店頭看板の事例(鍼灸整骨院の鍼治療) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

鍼灸整骨院さんの『鍼治療』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

鍼灸整骨院さんが、『鍼(はり)』をおすすめしている店頭看板です。

『〇〇という方には、鍼です』と言われても、なかなか行動できないように思います。

行動できないのは、なぜでしょうか?

それは、『鍼(はり)のことが、よく分からないから』です。

なので、もう少し『鍼(はり)』のことを、理解してもらう必要があります。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』鍼灸整骨院
>国家資格保有者施術
>寝ても疲れがとらない
>何かダルイ・・・
>という方は
>鍼!デス。
>2160円~
>初診料がかかる事もあります。
>2Fでお待ちしております。



→もう少し『鍼(はり)』のことを、理解してもらう必要があるのですが、この看板の狭いスペースでは限界があります。

→だからと言って、何も説明しなければこれから先も、お客さんに理解してもらえないでしょう。

→なので、少しづつでもいいので、『鍼(はり)治療の良さ』を伝えていきたいと思います。

→流れとしては、先程の行動できないお客さんの不安を、『鍼(はり)ってよく分からないから、治療をためらってしまうことはないですか?』と、こちらから問い掛けてみましょう。

→そうすることで、『そうそう、そうなのよ』と、その後も読んでもらいやすくなります。

→そうしたら、『鍼治療とは・・・』と、簡単に説明をして、理解を深めてもらうのです。

→簡単に説明したくらいでは、分かってもらえないかもしれませんが、それでも何となくはイメージできると思います。

→そうなれば、『〇〇という方には、鍼がおすすめですよ』と、『鍼』につなげやすくなるのです。

→それと、『2Fでお待ちしております』と、2Fまで上がってもらう前に、『まずはお電話でご相談を』と、ハードルを低くしてあげましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(鍼灸整骨院の鍼治療)
『鍼(はり)って何が良いのか、よ
く分からないから』と治療をためら
ってしまうことはないですか?

鍼治療は、西洋医学のように薬や手
術でカラダを外側から治すのではな
く、本来自分自身が持っている自然
治癒力を高め、カラダを内側から治
していく、カラダに優しい治療なん
ですよ。

普段から『寝ても疲れがとれない』
『何かダルイ』など、カラダが不調
な方に最適な治療になります。

まずは、お電話でご相談を!
『店名』『電話番層』『営業時間』
このビルの2Fにある国家資格保有
者が施術する整骨院です。




【今回のポイント】

→『鍼(はり)のことが、よく分からないお客さん』に、『鍼治療とは・・・』と、簡単に説明をして、理解を深めてもらってから、『〇〇という方には、鍼がおすすめですよ』と、『鍼』につなげていくことが今回のポイントです。

→何も説明しなければこれから先も、お客さんに理解してもらえないので、いくら呼び掛けても読んでもらえないと思います。

→この看板だけで、理解してもらえるとは思いません。

→しかし、少しずつでも理解してもらえれば、『一度、相談してみようかしら』となることも多いと思います。

→なぜなら、西洋医学に対する根強い不満があるからです。

→人のカラダは、まだまだ分からないところが多いと思います。

→今回のような自律神経のバランスが崩れて起こる症状などは、自然治癒力の低下によるところが大きいのです。

→もっともっと、お客さんに理解してもらえるようにお知らせしましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則