店頭看板の事例(アイスクリーム専門店の自然派アイスクリーム) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

アイスクリーム専門店さんの『自然派アイスクリーム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

アイスクリーム専門店さんが、『熊本直送の自然派アイスクリーム』をお知らせしている店頭看板です。

『なぜ、熊本直送なのか?』が素朴な疑問となり、お聞きするとオーナーの故郷が熊本で、自然の中で育ったエピソードがあり、その自然豊かな熊本の素材でアイスクリームを手作りされて、お店まで直送されています。

その辺りを簡単にお知らせしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>熊本直送
>丁寧に手作りし
>水、素材、牛乳に
>こだわった自然派
>アイスです。
>全国発送やってます



→こだわりの自然派アイスクリームであることは、何となく分かるのですが、それを、『誰に、どんな時に食べて欲しいのか?』を伝えてから、商品の特徴をお知らせしたいですね。

→それと、アイスの種類が多いので、できれば、人気No.1のアイスクリームを紹介して、お客さんに選びやすくしてあげましょう。

→人気No.1のアイスクリームをを紹介するのは、別に、人気No.1だからこれを買って欲しいと言っているのではありません。

→1つ基準となる商品があると、それと比べられるので、決めやすいのです。

→例えば、人気No.1と比べて他にそれよりも食べたいものがなければ、人気No.1を選べばいいですし、それよりも好きなものがあれば、それにすればよくなります。

→これは、何の基準もなく選ぶよりも、早く選んでもらうことができるコツです。

→それと、『全国発送やってます』という情報は大切ですが、まずは、お試しで食べてもらうことに集中したいと思います。





【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(アイスクリーム専門店の自然派アイスクリーム)
ちょっと疲れた時やストレスを発散
したい時に、気分がスッキリするア
イスクリームはいかがですか?

故郷の熊本でとれた旬の果実や野菜
新鮮な牛乳で手作りした自然派のア
イスクリームを直送しています。

人気No.1は『〇〇〇〇〇〇〇』
見た目のカラフルさとフルーツの美
味しさが実感できる一品です。

店頭のベンチでゆっくりとおくつろ
ぎ頂きながらお楽しみ下さい!




【今回のポイント】

→こだわりの商品を、『誰に、どんな時に食べて欲しいのか?』を伝えてから、商品の特徴をお知らせすることが今回のポイントです。

→たぶん、現状の看板には書いていませんが、『こんな人に食べて欲しい』、『こんな時に食べて欲しい』という想いがあると思います。

→食べて欲しい人がハッキリしているからこそ、こだわりの商品が作れるのです。

→であれば、食べて欲しい人をハッキリと示す必要があると思います。

→お店のポスターには、人気のベスト3が書いてありましたが、できれば店頭看板にも書ける範囲でお知らせしましょう。

→そのほうが、選びやすくなりますし、興味もわきやすくなります。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則