乗り越えられない壁がある時、どうすればいいのか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



あなたに、『手に入れたいゴールがある』とします。

そして、もしも、そのゴールの前に、『乗り越えられない壁』があるとしたら、あなたならどうしますか?

何とか壁を乗り越えようとしますか?

それとも、あきらめて別の道を進みますか?


これは、『ゴールの大きさ』や、『ゴールを手に入れたい想いの強さ』、あるいは、『壁の大きさや厚さ』などによって、選ぶ道も変わることでしょう。

しかし、『手に入れたいゴールがある』ということはとても大切なことと言えます。

なぜなら、『今のままではいけない』と感じて、現状に疑問を持ち、前向きに進みたいという姿勢の表れだからです。

でも、いくら『今のままではいけない』と思っても、上手くいかない壁がなくなることはありません。

何とかこの壁をぶち破らなければいけないのです。


上手くいかない壁には、大きく分けて次の3つの壁があると考えています。

◆(1)『知らない壁』

◆(2)『できない壁』

◆(3)『続かない壁』

この3つです。




まず、(1)の『知らない壁』とは、『手に入れたいゴール』があっても、それを達成するための『方法を知らない』から、上手くいかないことを言います。

この『知らない壁』に阻まれて、『分からないから』と、すぐにあきらめてしまう人が多いです。

なので、まず、達成する方法を知る必要があります。

しかも、これは単に知るだけではダメで、その方法を理解しなければいけません。

そして、方法をしっかり理解して、使いこなせなかったら、次の壁にぶち当たります。




それが、(2)の『できない壁』です。

『今のままではいけない』と思う人は、『何らかの問題』を抱えています。

そして、その問題のほとんどは、今までの慣れ親しんで来た行動に問題があることが多いのです。

しかし、この今までの行動をなかなか変えることができないから、問題になっています。

なぜなら、今までやったことがない行動を行うことで、失敗するのが怖いからです。

人は、誰でも『失敗は恥ずかしいこと』だと思い、失敗を嫌がります。


しかし、これは『勘違い』です。

本当は、『失敗は、次につながるいいこと』なのですが、『失敗は恥ずかしいこと』と思い込んでいる人には、とても大きな痛みになります。

なので、その大きな痛みに耐えて行動するために、それなりの『覚悟と決断』がいるのです。

そして、『何としてでも、ゴールを手に入れるのだ』とゴールをイメージして、『自分自身と約束する』必要があります。

そうすることで、不思議なことに、『根拠なき自信を持つ』ことができて、『できない壁』をぶち破ることができるのです。

しかし、まだ見ぬ未来のゴールをイメージすることは、誰にもできることではありません。

なので、次の壁にぶち当たります。



それが、(3)の『続かない壁』です。

この壁にぶち当たると、もう自分ひとりでは動けなくなります。

『根拠なき自信を持つ』ことができないから、不安で不安で、続けられなくなるのです。



では、どうすればいいのでしょうか?



この状態を何とかするには、『周りの環境』が大きく影響します。

自分の周りに、自分を理解し、共感してくれる仲間がいる環境があれば、たとえ、今は根拠がなくて自信がなくても、一緒に乗り越えられるものです。

つまり、『周りの環境を作る』ことがポイントになります。

自分の現状を聞いてくれる人がいれば、不安で不安で仕方ない時でも、とにかく話を聞いてもらえるので続けられるのです。

そうすると、話しているうちに、自分の頭の中がスッキリ整理されて、新しい解釈に気付きやすくなり、ゴールを手に入れるまでやり遂げることができるようになります。




どうでしょうか?



このように考えると、たとえ、『方法をしっかり理解して、使いこなせなくても』、『根拠なき自信を持つことができなくても』、『自分の周りに、自分を理解し、共感してくれる仲間がいる環境があれば』、乗り越えられるのです。


もちろん、『方法』も『自信』も大切になります。

しかし、それは、『乗り越えられる環境』があれば、後で何とでもなるのです。



自分だけでなくスタッフさんに、『乗り越えられない壁がある』と感じた時は、まず、『乗り越えられる環境があるのか?』を意識してみて下さい。

もしも、そんな環境がなければ、あなたがその環境になってあげて欲しいと思います。

そして、その環境が大きくなるように輪を広げて下さい。

そうなれば、手に入れたいゴールが目に見えてくると思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則