店頭看板の事例(洋菓子店のシュークリーム) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

洋菓子店さんの『シュークリーム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

洋菓子店酸が、『シュークリームの日』をお知らせして、シュークリームを限定販売している店頭看板です。

毎月19日が、『ジューク』と、『シューク』の語呂合わせから、『シュークリームの日』となっています。

そんな『シュークリームの日』に、『シュークリーム』を限定販売したいのは分かりますが、もうひとつヒネリが欲しいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>4月19~22日
>シュークリームの日
>『商品名』10%引き!
>本体価格160円税込 172円
>↓
>本体価格144円税込 155円
>ちょっとしたお土産に
>家族や友達、大切な人に
>卵の形のサワサワクッキーシュー
>中はとろ~り、ホイップクリーム
>とカスタードのブレンドです。
>あなたの町のケーキ屋さん
>『店名』



→どんなヒネリをすればいいのでしょうか?

→まず、『シュークリームは食べたい、でも太るかも?』という不安を何とかしたいですね。

→これを手掛かりに考えると、例えば、『食べても太らない時間帯があるってご存知でしたか?』と、こんな問い掛けが有効だと思います。

→なぜなら、そんな時間帯が分かっていたら、食べることに不安がなくなるからです。

→そうなると、興味が湧きます。

→これがヒネリです。

→このヒネリで興味を持ってもらえたら、『シュークリームの日からの流れ』を紹介すればいいと思います。

→最後の行動の促しは、『太りにくい時間帯にどうぞ!』とすればいいですね。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(洋菓子店のシュークリーム)
シュークリームなどのスイーツ系が
大好きなあなたに

食べても太りにくい時間帯があるっ
てご存知でしたか?

ベストタイミングは3時のおやつ!
昼食後3時間以内が一番脂肪が付き
にくいのです。逆に、夜9時以降は
太りやすくなります。

今回は毎月19日のシュークリーム
の日にちなんで、4月19~22日
の4日間限定販売です。

『商品名』
 
卵形のサクサククッキーシューと、
中はとろ~りホイップクリームとカ
スタードのブレンド!
1個172円を10%引 155円

3時のおやつに、ご家族やお友達と
一緒にお召し上がり下さいね。

あなたの町のケーキ屋さん
『店名』




【今回のポイント】

→『シュークリームは食べたい、でも太るかも?』という不安を手掛かりに、『食べても太らない時間帯があるってご存知でしたか?』と問い掛けて、まずお客さんに興味を持ってもらうことが今回のポイントです。

→もともと甘いものが大好きなお客さんは、『何かの言い訳』があれば、食べたくなります。

→その『言い訳』を作ってあげるのです。

→念のために、『3時のおやつに食べると太りにくい』のはウソではありません。

→但し、『同じ食べるのであれば』という前提付きです。

→もちろん、食べない方が太りません。

→でも、『言い訳』にはなります。

→なので、このようなヒネリを入れることで興味を持ってもらいやくなるのです。

→それと、食べ物系は、『写真』が欲しいと思います。

→『写真があるかない』は、反応が違ってくることでしょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則