店頭看板の事例(メンズリフォーム店の洋服サイズ直し) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

メンズリフォーム店さんの『洋服サイズ直し』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

メンズリフォーム店さんが、外壁のポスターで『洋服サイズ直し』を呼び掛けています。

なかなかハイグレードなこのポスターを、もしも店頭看板でさらに、もう少し突っ込ん呼び掛けるとしたら、どうなるのかを考えたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>Men’s up Reform
>できる男のサイズ感
>(イラスト)
>洋服サイズ直し
>『店名』
>『ホームページアドレス』
>『電話番号』



→このポスターは、『ホームページ』への誘導が目的のようです。

→でも、もしも、店頭看板で、『店内への誘導』や『電話での相談』を促すとしたら、どのようにすればいいのでしょうか?

→そんな場合に、まず考えなければいけないのは、『誰に呼び掛けるのか?』です。

→いろんな書き方があると思いますが、基本は、この『誰に呼び掛けるのか?』だと思っています。

→なぜなら、『誰に』がハッキリしなければ、『何を伝えればいけないのか?』がぼやけるからです。

→今回は、『洋服のサイズ直し』ですので、『こんなクセのあるあなたに』と呼び掛けます。

→そして、『そのままだと、このように見られてしまいますよ』と、現状に疑問を持ってもらいましょう。

→しかも、『そんなことに気付かない人って、結構多いんです』と、あなただけでないことを伝えて、疑問を裏付けます。

→その上で、『そんな時は、これ』と、商品につなげて、『結果、こうなります』と、得られる結果を伝えるのです。

→最後は、行動の促しになります。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(メンズリフォーム店のスーツサイズ直し)
スーツを選ぶ時、動きやすいように
少しゆとりのあるスーツを、つい買
ってしまうクセのあるあなたに

サイズ感が悪いと野暮ったくてセン
スのない人に見られて損しますよ!

しかしサイズが合っていないことに
気付かない人って結構多いんです。

そんな時は、サイズ直しと言って洋
服のサイズを微調整することで見た
目の印象がガラリと良くなります。

身体にしっくりこないなど、サイズ
が気になったら、プロにご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→ハイグレードなポスターでお知らせするのもいいけれど、店頭看板でより具体的に呼び掛けることも大切です。

→そのために、まず考えなければいけないことは、『誰に呼び掛けるのか?』をハッキリさせることになります。

→これは、『お客さんを絞り込む』のとは違って、今から呼び掛ける『お客さんをハッキリさせる』のです。

→ハッキリさせたお客さんには、必ず問題があります。

→その問題を、『そのままにすればどうなるのか?』のマイナスの結果と

→その問題を、『解決すればどうなるのか?』のプラスの結果を示します。

→そして、プラスの結果を得るために、『こんな商品メニューがあります』と、つなげていけば、すんなりと理解してもらえるのです。

→ただ商品メニューだけを伝えていても、それが、『どんな時に役に立つのか?』、お客さんには想像できません。

→想像できなければ、行動もできないのです。

→お客さんが想像しやすいように、『誰に呼び掛けるのか?』をハッキリ決めて、問題シーンをイメージしてもらいましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則