店頭看板の事例(ケーキ専門店のケーキセット) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

ケーキ専門店さんの『ケーキセット』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

ケーキ専門店さんが、『ケーキセット』をお知らせしている店頭看板です。

ストレートでよく分かります。

イラストもとてもお上手です。

ケーキや生菓子、クッキー、焼菓子だけを売っているのなら、これはこれでいいのかもしれません。

しかし、『店内で、ゆっくりおしゃべりしてもらう』のなら、もう少し情報が欲しいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ケーキセット
>ケーキ&ドリンク ¥550
>喫茶18:30マデ
>テイクアウト
>生菓子、クッキー、焼菓子
>店内色々とりそろえています。




→『テイクアウト』だけでなく、『イートイン』があるお店なら、『どんなお客さんが、どんな時に、使って欲しいのか?』をお知らせする必要があります。

→そして、できれば、『なぜ、ケーキセットを頼むといいのか?』もあればいいですね。

→その上で、『ケーキセット』のイラストや写真があればお知らせをします。

→最後は、『その結果、どうなるのか?』なども、ちょっと欲しいですね。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ケーキ専門店のケーキセット)
趣味などの集まりの帰りに、ちょっ
とおしゃべりしたい時ってありませ
んか?

実は、甘いものがあるとおしゃべり
が弾むんですよ!

そんな時は、ケーキ専門店の
『ケーキセット』 ¥550 
ケーキとお好きなドリンク付き

おウチで話せないことも、しゃべれ
ちゃうかも・・・
喫茶 00:00~18:30まで




【今回のポイント】

→『イートイン』があるお店なら、『どんなお客さんが、どんな時に、使って欲しいのか?』をお知らせすることが今回のポイントです。

→仮に、『テイクアウト』は、『ケーキを売っている』お店とします。

→しかし、『イートイン』があるお店では、『ケーキを食べる雰囲気を売っている』と考えなければいけません。

→なぜなら、『ケーキを食べながら、ゆっくりおしゃべりしたいお客さん』が多いからです。

→であれば、『どんなお客さんが、どんな時に、使って欲しいのか?』をお知らせしなければいけないと思います。

→何かの情報を届ける場合、『商品の情報を届ける』のではなく、『お客さんが使いたくなる情報を届ける』必要があるのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則