店頭看板の事例(コンビニ店のポイントカード) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

コンビニ店さんの『ポイントカード』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

コンビニ店さんが『ポイントカード』で得られるメリットを案内している店頭看板です。

コンビニ店で商品を買うごとにポイントが貯まって使える、お得で便利なポイントカードになります。

これはこれで大切ですが、同じようなことを還元率の違いはあっても、他のコンビニ店でもやっています。

折角メッセージを発信するならば、このコンビニ店のポイントカードにしかできないことをお知らせしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>〇〇〇カードって何?
>(1)小銭いらずで支払がとっても楽チン!
>(2)108円で1ポイントGET(1ポイント=1円分)
>(3)ボーナスポイント商品多数!お得!
>どんどん貯めてお買い物!



→この〇〇〇カードは、公共料金や税金、年金や健康保険などの支払ができる電子マネーが使えるカードです。

→しかも、このカードに特定のクレジットカードからチャージ(入金)するとクレジットカードにポイントが付くようになっています。

→この特徴を利用して、『節約ができる』と呼び掛けることができるのです。

→具体的な支払金額を示して、節約できる金額をお知らせすると、より現実味が出ます。

→簡単な手順を説明して、『詳しくは、スタッフまで』と行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(コンビニ店のポイントカード)
どうせ公共料金や税金、年金や健康
保険などを支払うなら、少しでも節
約したいあなたに
『〇〇〇カード』で支払うと節約に
なるってご存知でしたか?

年間50万円支払うと1万円分の節
約が可能なんですよ!

その方法は、
◆特定クレジットカードから〇〇〇
カードにチャージする
◆公共料金などを〇〇〇カードで支
払う
◆どんどん貯めてポイントを使う

もちろん買い物でもポイントは貯ま
り小銭いらずでとっても便利です。
詳しくはスタッフまでお問合せを!




【今回のポイント】

→折角メッセージを発信するならば、このコンビニ店のポイントカードにしかできないことをお知らせすることが今回のポイントです。

→すると、『へぇ~、そんなことができるんだ』となって、興味を持ってもらえます。

→興味を持つと、行動しやすくなるので、問い合わせが増え、〇〇〇カードを申し込むお客さんが増えるのです。

→お客さんが知らないことを、『こんなことご存知でしたか?』をお知らせするほど効果がアップします。

→節約の方法がちょっと複雑ですが、『年間50万円で、1万円分節約』とゴールをハッキリ示してあげれば、『それくらい支払ってるよな』となって、『節約できるなら』と思われる方も多いはずです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則