店頭看板の事例(歯科医院のキシリトールガム) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

歯科医院さんの『キシリトールガム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

歯科医院さんが、『ガムって歯にいいの?』と患者さんの素朴な疑問に答えている店頭看板です。

こんな看板があれば、患者さんは嬉しいと思います。

なぜなら、素朴過ぎてなかなか聞けない答えが書いてあるからです。

折角なので、もう少し突っ込んで、情報提供したいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>風船ガムもいいのかな?
>ガムって歯にいいの?
>・眠気やストレスの軽減
>・唾液がたくさん出る
>・キシリトールなどは歯を丈夫にする
>『店名』



→虫歯予防に効果があるガムは、『キシリトールガム』です。

→であれば、『キシリトールガムって歯にいいの?』とか、『キシリトールガムを噛んでいると、本当に虫歯予防になるの?』と少し突っ込んだほうが、メッセージが届きやすいと思います。

→答えは、もちろん『はい』です。

→これは患者さんも想像はつきます。

→『でも、〇〇によって効果が違ってくるんですよ』とすれば、『えっ、何?』となって興味を持ちやすくなるはずです。

→〇〇とは、『噛み方』になります。

→そして、効果的な噛み方のポイントを伝えるのです。

→ここからが、大切になります。

→市販のキシリトールガムと、『歯科専用のキシリトールガム』に違いがあることをお知らせするのです。

→そして、最後は、『虫歯予防が気になる方はご相談を!』と行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(歯科医院のキシリトールガム)
『キシリトールガム』を噛んでいる
と本当に虫歯予防になるの?

はい、キシリトールは虫歯予防の効
果があります。でも、ただ噛んでい
るだけではダメで、噛み方によって
効果が違ってくるんですよ!

効果のある噛み方のポイント!
◆食後30分以内に噛む
◆1度に2粒、1日2~3度噛む
◆唾液を多く出して噛む
上の目安は、歯科専用キシリトール
100%ガム使用の場合です。キシ
リトール50%の場合は1日4~6
度噛む必要があります。

虫歯予防が気になったらご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→患者さんに何となく想像がつく情報よりも、『えっ、何?』となって興味を持ってもらえる情報をお知らせすることが今回のポイントです。

→今回の場合は、『はい、キシリトールは虫歯予防の効果があります。でも、ただ噛んでいる
だけではダメで、噛み方によって効果が違ってくるんですよ!』になります。

→このようにすると、『どのように噛めばいいの?』となるはずです。

→それと、『どんなガムを噛めばいいの?』を疑問が膨らむと思います。

→そんな状態にしておいて、『歯科専用のキシリトール100%ガム』があることをさりげなく伝えるのです。

→これは、『歯科専用のキシリトール100%ガム』を売りたいから、このようなメッセージにしているわけではありません。

→このような流れにすると、『虫歯予防』に興味が持ちやすくなるからです。

→これこそ、歯科医院の目的になります。

→店頭看板も使い方でいろいろなメッセージの伝え方ができます。

→一度、試して見て下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則