成果を上げる4つの要素とは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



成果を上げるためには、いろいろな要素が組み合わされて達成されると思います。

それを大胆に、4つの要素から成り立つと仮定して考えたのが、次の式です。


◆『成果=お金×品質×回数×気分』


まあ、何となく分るような分からないような感じだと思います。

なので、ちょっと説明すると、成果を上げるには、



(1)『お金を多く使う』

(2)『品質を高くする』

(3)『回数を多くする』

(4)『気分を高める』



この4つの要素のうち1つでも、あるいは、複数を上げることができれば、成果が上がるという考え方です。


このように仮定したとして、もしも、あなたが社長さんならどの要素を一番先に上げるでしょうか?

例えば、『成果=売上げ』として考えると、考えやすいかもしれませんね。



どうでしょうか?



お店によって事情が違うので、変わってくるでしょうが、一番手っ取り早いのが、(1)の『お金を多く使う』です。


販促物を使って、売上げを上げる場合、最初に社長さんから聞くのが、この『売上対販促費率』になります。

なぜなら、この数字が大きいほど、販促費に多く投資をして売上げを上げようとするからです。

目安は、『5%』と言われていますが、ほとんどのお店でこの数値まで達していません。

この数値は、別の言い方をすれば、『投資意欲』とも言えます。

なので、(1)の『お金を多く使う』社長さんは、『売上対販促費率』が高い傾向があるのです。


また、この社長さんは、(2)の『品質を高くする』ことも好きで、『生産性の品質』である『集客効率がよいやり方』を好みます。


このように、(1)の『お金を多く使う』社長さんは、(2)の『品質を高くする』ことで、成果を上げようとするのです。



一方、お金を多く使わない社長さんはどうするかと言うと、一概には言い切れませんが、(4)の『気分を高める』ことを大切にします。


では、誰の気分を高めるのでしょうか?


それは、お客さんを含め、スタッフさんや社長さん自身の気分を高めようとします。

たいていの場合、『気分を高める』のにお金はいりません。


例えば、『笑顔になる』、『挨拶をする』、『話を聞く』、『感謝する』、『ほめる』、『労う』、『掃除をする』などなどです。


では、どんな効果があるでしょうか?


それは、『気分を高める』とは、別の言い方をすれば、『協力体制を作る』とも言えます。

上手くいけば、お客さんやスタッフさんと、『協力体制ができる』のです。


もちろんこれには時間がかかります。

なので、(3)の『回数を多くする』ことで、関係性を作り、つながりを深くする必要があるのです。


ちょっとまとめると、

(1)の『お金を多く使う』と、(2)の『品質を高くする』を選ぶ社長さんは、『投資意欲が強く』、『生産性の良いやり方』を好む傾向があります。


また、(4)の『気分を高める』と、(3)の『回数を多くする』を選ぶ社長さんは、『協力体制を組み』、『関係性を築くやり方』を好む傾向があると言えるのです。


どちらがいいということはありません。

どちらも良いところもあれば悪いところもあります。

問題は、片寄り過ぎることです。


できれば、4つの要素のバランスを取るやり方がいいと思います。

もしも、『片寄り過ぎているかも?』と感じたら、その他の要素を取り入れてみたらどうでしょうか?




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則