こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
人は命の危険が迫ると、恐怖を感じて、『逃げる』という本能があります。
これは、自分の安全を守るために必要な行動です。
『どこまで逃げるか?』というと、安全が確保できるところまでになります。
そこが安全だと分かると、今度はそこに、『しばらく潜む』のです。
『いつまで潜むのか?』というと、その場所にあきるか、再び危険が迫って恐怖を感じるか、までになります。
つまり、恐怖を感じたら、いつまでも、どこまでも、『逃げる』のです。
このように書くと、何か腰抜けのように感じるかもしれません。
しかし、こうして人は生き延びて来たのです。
本能のままに。
もちろん、『逃げなくて、覚悟を決めて、戦った人』もいたと思います。
でも、その人はほとんど、命の危険が及ぶほどの被害にあったはずです。
そんな経験をすると、そんな人でも、次に恐怖を感じると、ほぼ『逃げる』ようになります。
なので、何か危険が迫って来た時はとにかく、『逃げる』『潜む』、この繰り返しを重ねて来ました。
ひょっとしたら今生き延びている人達の祖先は、そのようにして逃げ切ることができた人達なのかもしれませんね。
どうでしょうか?
人の本能として、『逃げることは、悪くない』と思いませんか?
必要不可欠なことと考えていいのではないでしょうか?
しかし、これは、『命の危険が迫る恐怖』がある場合の話です。
これからはどうなるか分かりませんが、今の日本で、『命の危険が迫る恐怖』がどれだけあるのでしょうか?
たまにあるかもしれません。
しかし、ほぼないと言ってもいいはずです。
その代り、『不安という恐怖』は、沢山増えたように思います。
『命の危険という恐怖』から、『命とは関係ない不安という恐怖』です。
今は、この『不安という恐怖』を感じたら、『逃げる』人が増えたように思います。
少しでも不安を感じたら、『逃げる』『潜む』を繰りかえすのです。
どうしても、逃げ切れなくたった時だけ、覚悟を決めて、恐怖に立ち向かいます。
突然キレたり、訳も分からず他人を傷つけたり、することもあるようです。
そして、その場を去ることができれば、また、『逃げる』ようになります。
いつまで逃げても、『不安という恐怖』は、覚悟を決めるまで無くなりません。
では、いつ覚悟を決めるのでしょうか?
◆(A)『もう逃げきれなくなった時』
◆(B)『不安を感じた瞬間』
折角、覚悟を決めるのなら、逃げ切れなくなった時ではなく、不安を感じた瞬間に決めてみませんか?
この『いつ覚悟を決めるのか?』、実は上手くいくかいかないかの分かれ道となります。
覚悟を決めて、恐怖と立ち向った人だけが、成果を手に入れることができるのです。
あなたは、いつ覚悟を決めますか?
逃げてばかりいて、チャンスを逃していませんか?
覚悟を決めるタイミングは一瞬です。
だから、大切になります。
もしも、次に不安を感じた時は、覚悟を決めてみてはどうでしょうか?
きっと、命の危険はないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則