店頭看板の事例(パブ店の忘年会) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

パブ店さんの『忘年会』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  
 
 
 

【コメント】

パブ店さんが、『忘年会』のお知らせをしている店頭看板です。

早いもので、もうすぐ『忘年会』のシーズンになります。

飲食店さんにとって、『忘年会』は外せない重要なメニューの1つです。

一方の幹事さんはどうかというと、『どこのお店を選れべばいいのか?』を悩んでいます。

そんな『幹事さんの気持ちが分かるお店』という呼び掛けが欲しいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>御予約はお早めにお願いします。
>貸切りパーティー大人気です!
>飲まなきゃ1年締めくくれません・・・
>忘年会なら是非『店名』で!
>100種類のドリンク付き!
>少人数、女子会、200名のパーティーも
>すべてお任せ下さい!
>是非お電話又は、店内のスタッフまで!



→『御予約はお早めにお願いします』というお店の気持ちは分かります。

→でも、ここはまず、仕事をしながら忙しい中、『忘年会の準備をしている幹事さん』に寄り添ってあげたいですね。

→今は、幹事さんに寄り添えないお店は、ハッキリ言って嫌われます。

→そして、『幹事さんが一番頭の痛いことをサポートできるお店である』ことを伝えましょう。

→色々と準備をしなければいけないことはあると思いますが、一番頭の痛いことは、『当日の盛り上がり』です。

→どんなに、忙しい中、忘年会の準備をしても、当日、盛り上がらなければ達成感がありません。

→しかも、参加者から、『今年の忘年会、もう一つだったね』と言われたら、苦労も水の泡です。

→そんな『幹事さんが一番頭の痛いことをサポートできる』と伝えれば興味を持ってもらえます。

→そして最後に、連絡先を示して行動を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(パブ店の忘年会)
忘年会の幹事さん、お疲れ様です。
1年の締めくくり、どうせなら皆で
盛り上がって楽しい時間を過ごした
いですね!

当店は準備が簡単で、結構盛り上が
る忘年会ゲームなどをサポートでき
ます。

少人数の女子会から、200名の貸
切りパーティーまで、盛り上がり企
画が大人気です。

都合のよい日時から埋まって行きま
す。ご予約はお早目に!
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→お店が言いたいことをいきなり伝えるのではなく、『幹事さんが一番頭の痛いことをサポートできるお店である』ことを伝えることが今回のポイントです。

→それは、意外と幹事さんを悩ませる『当日の盛り上がり』になります。

→『ここをサポートしてくれるのなら』と、お店を選んでもらえることも多いです。

→もちろん、お店にそのようなサポート体制が無ければいけません。

→しかし、最近のお客さんは結構ノリがよく、きっかけさえあれば楽しく騒げる方が多いです。

→もしも、予算が許せば、プロの大道芸の方々に依頼することだってできます。

→どちらにしても、『当日の盛り上がり』がポイントになることでしょう。

→それと、予約を早めに取る工夫も必要です。

→『都合のより日時から埋まっていきます』と一言入れることで、予約が早まります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則