こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
何か悪い結果が出た時、あなたはどんなことを考えますか?
例えば、『どこが、悪かったのだろうか?』とか、『なぜ、上手くいかなかったのだろうか?』とか、どちらか言うと悪いことを考えることが多いです。
しかし、ここで、ちょっとしたコツを知らないと、いつまでたっても良い結果が出ません。
そのコツとは、どんなものでしょうか?
今日は、そんなお話です。
問題が起きた時に、過去を振り返ることも1つのやり方になります。
しかし、『何を振り返るのか?』で、結果は違って来るのです。
先程のように、どうしても悪い結果のほうを振り返ってしまいます。
でも、『悪い結果』をいくら振り返って改善しても、それが『良い結果』になるかどうかは、やってみなければ分からないのです。
そうではなく、全体的に見れば『悪い結果』になっていたとしても、部分的には『良い結果』になっていることが必ずあります。
振り返るのは、この『良い結果』になった行動です。
『こんな行動をしたら、こんな良い結果になった』
このことを振り返ることが、ものすごく大切になります。
なぜなら、すでに行動した結果が出ているからです。
しかし、多くの上手くいっていないお店では、ここが見落とされます。
上手くいっているお店では、ここを『ミーティング』などを通じてみんなで共有して、『良い結果を生む、良い行動』に焦点を当て、その行動を強化しようとしているのです。
過去を振り返る時は、『悪い結果』でなく、『良い結果』を選んで振り返りましょう。
これが、上手くいく1つのコツです。
また、『どうしたのか?』という過去の良いところを選ぶことも大切ですが、『どうしたいのか?』という将来のゴールを決めることも大切です。
『あなたは、将来どうしたいのか?』
『あなたは、将来どうなっていたいのか?』
『ゴールを決めること』が、上手くいくもう1つのコツです。
これが決まらないと、現状に流されてしまいます。
現状に流されて、何も変えることが出来ずに、今までの延長線で考えてしまうのです。
『ゴールを決める』と、スタートが切りやすくなります。
見えないゴールへの努力は辛いですが、見えるゴールへの努力は辛くても楽しいことが多いのです。
なので、ここでのポイントは、『どんなゴールになれば、楽しいのか?』という数字以外のゴールも付け加えることが必要になります。
そうすると、今の現状とは違った発想になって、アイデアが湧いてくることも多いです。
しかし、『悪い結果の原因』をいくら考えても出てきません。
なぜなら、『悪い結果』を考えている時は、今の自分を変えない前提でアイデアを考えているからです。
そうではなく、『楽しいゴール』を想い浮かべながら考えている時は、今の自分を変えることが前提でアイデアを考えられます。
まとめると、悪い結果が出た時に、考えるコツは次の2つです。
◆『過去の良い結果を選ぶこと』
◆『将来の楽しいゴールを決めること』
この2つのことが分っていれば、今の現状がどんな状況であっても、慌てることなく次の行動を取ることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則