店頭看板の事例(アロマとハーブ店のチアシード) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

アロマとハーブ店さんの『チアシード』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

アロマとハーブ店さんが、『チアシード』という商品をお知らせしている店頭看板です。

『チアシード』と聞いて、ピンとくる人は少ないと思います。

でも今、ハリウッド女優やセレブの間でとても人気の商品なんですよ。

『アメリカで話題だから、日本でもきっと話題に・・・』と、つい考えてしまいますよね。

どんな商品かと言うと、『チア』というメキシコ中南米で栽培される食材の『シード=種』です。

地元では、『チアシード』を大さじ一杯食べれば、その日一日何も食べなくても問題がないと言われるほど、栄養素が豊富の食材だとか。

知ってる人はこの看板でいいと思いますが、知らない人には、もうちょっと取っ掛かりが欲しいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>CHIA SEED
>・お水で約10倍に
>膨らみお腹満足!
>オメガ3・6・鉄分
>カルシウム・食物センイ
>など栄養も豊富!
>・ハーブティー、ヨーグルト
>に入れるのがオススメ!



→『チアシード』を知らない人に対して、どのように呼び掛ければいいのでしょうか?

→色々ありますが、初めて『チアシード』を見た時のお客さんのセリフを活用してみたいと思います。

→初めて見た時に、『何と言うのか?』は、お店でお客さんの何気ないセリフを意識していればいいだけです。

→例えば、今回は、『なに?黒ゴマ?』だったとします。

→こんなセリフを使って、取っ掛かりを作り、『チアシード』につなげて行くのです。

→そうすると、『なに?、なに?』となりやすく、メッセージを読んでもらえます。

→それと、商品の説明だけだと、『だから、なに?』、『何にいいの?』となりますので、『どんな効果があるのか?』を、ハッキリと伝えなければなりません。

→この当たりは、法律等の関係で言葉を選びながら伝える必要があります。

→『どのようにして飲めばいいのか?』は、現状の伝え方がいいですね。

→最後は、『試食』で行動を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(アロマとハーブ店のチアシード)
『なに?黒ごま?』と、はじめて
『チアシード』を見たら思うかもし
れませんね。

今NYでブームのダイエットと美肌
に効果があるとハリウッド女優やセ
レブに大人気!

水に混ぜると10倍に膨らみ少量で
も満腹感が得られてダイエットにと
ても効果的です。
また日本人に不足がちなオメガ3脂
肪酸を豊富に含んでいてプルプルの
美肌効果も期待できます。

ハーブティーやヨーグルトに入れる
が一番のオススメです。

店内で、『試食』ができます。




【今回のポイント】

→初めて『チアシード』を見た時のお客さんのセリフを活用して、取っ掛かりと作ることが今回のポイントです。

→知らない商品は、取っ掛かりが少ないので、お客さんのセリフはとても使いやすくなります。

→自分と同じお客さんのセリフには、違和感が少ないのです。

→後は、商品の特徴とその効果を伝えればいいと思います。

→そして、知らない商品で、忘れてならないのは、『試食』です。

→お客さんがするしないは別にして、必ず、『試食』ができることを伝えましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則