店頭看板の事例(ワイン専門店の赤スパークリングワイン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

ワイン専門店さんの『赤スパークリングワイン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

ワイン専門店さんが、『赤のスパークリングワイン』をお知らせしている店頭看板です。

パッと見て、『赤のスパークリングって何?』という素朴な疑問が湧いてきます。

『白』とか『ロゼ』は聞いたことがあるけれど、『赤』は初めてという人が多いでしょう。

であれば、この素朴な疑問を問い掛けに使いたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>イタリアでNo.1評価
>赤スパークリング
>『生産者名』家の末裔が造る
>シャンパーニュと肩を並べる
>圧倒的に高品質の泡です!
>『商品名』 375ml ¥1200+税
>750ml ¥2000+税




→まずは素朴な疑問で問い掛けて、『どんなスパークリングワインなのか?』を説明します。

→そして、『どんな食べ物と合うのか?』を知らせて、『飲んでいるシーン』を想像させましょう。

→それと、高品質で低価格も強調したいですね。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ワイン専門店の赤スパークリングワイン)
『赤のスパークリングって何?』と
思われましたか?

実はイタリアでNo.1評価の赤の
辛口弱発砲ワインがあるんです。

有名な『生産者名』家の末裔が造る
シュワーと立ち昇る軽快な泡と、ど
っぷり濃い色合いが魅力!
生ハムやチーズはもちろん、たこ焼
き、お好み焼きにも合いますよ。

シャンパーニュと肩を並べる高品質
なのに、手ごろな価格が嬉しい!
『商品名』750ml¥2000+税




【今回のポイント】

→よく知られていない時は、『〇〇って何?』と、お客さんの目線で問い掛けることが今回のポイントです。

→そうすると、商品のことをよく知らないお客さんでも、『何なのか?』と気になって、読んでくれやすくなります。

→読んでくれさえすれば、このワインの説明やこのワインと合う食べ物を紹介していけば、現実味が増してくるので、だんだん興味を持ってもらいやすくなるのです。

→それと、『スパークリングワイン』の代名詞となっているのが、『シャンパン』になります。

→その『シャンパン』と比べることで、よく知らないワインでも、何となく理解できるようになるのでうす。

→工夫をすれば、どんなに知らない商品でも、興味を持ってもらうことができるいい事例だと思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則