店頭看板の事例(美容室のまつ毛エクステ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『まつ毛エクステ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

美容室さんが、『まつ毛のエクステ』と『温熱エイジングケア』をお知らせしている店頭看板です。

『目元のトータルケア』として、選べる3コースを紹介しています。

『その気になっている』お客さんにとって、分かりやすい看板です。

これを、まだ、『その気になっていない』お客さんに呼び掛けたらどうなるでしょうか?



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『ぱっちりまつ毛』『たるみ解消』
>『目元のトータルケア』選べる3コースをご用意!
>・まつ毛エクステ ¥6980
>・まつ毛エクステ+温熱エイジングケア(目元まわり中心) ¥7480
>・まつ毛エクステ+温熱エイジングケア(頭皮~顔~首肩) ¥10480
>まつ毛エクステ・・・
>本数&時間制限なし、国産グルー使用、トリートメント込、豊富な長さとカール、セミナー講師経験あり!
>まつ毛エクステ&温熱エイジングケアの
>W効果で目ヂカラ美人に!
>まつ育に!まつ毛美容液!¥4320(税込)



→まだ、『その気になっていない』お客さんに、お知らせする場合は、『どんな時に使うといいのか?』を、まず伝える必要があります。

→それを、『〇〇なあなたに』と呼び掛けることから始めます。

→そして、『こんないい結果を手に入れてみませんか?』と問い掛けて、その方法としてのコース商品メニューをお知らせする流れを作るのです。

→3コースから選べるのは魅力的ですが、まだその気になっていないお客さんにとっては、逆に迷いにつながりやすいので、ここは1つのコース商品メニューをお知らせします。

→セット商品メニューには、『ネーミング』があるといいですね。

→最後に、ちょっと刺激して、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室のまつ毛エクステ)
忙しい朝は時間のかかるマスカラや
付けまつ毛はちょっと面倒くさい!
『スッピンでもお化粧している感じ
を出したい』と思っているあなたに

パッチリまつ毛と、たるみ解消の顔
リフトアップでスッピン美人になっ
てみませんか?
◆Jカール、Cカールなどが選べる
まつ毛エクステがつけ放題!
◆温熱エイジングケアでリフトアッ
プだけでなくひとまわり小顔に!

マイナス5歳の目ヂカラ美人コース
『まつ毛エクステ&温熱エイジング
ケア(頭皮~顔~首肩)』
¥10480
女子力を高めたい方は、こちらから
ご予約を『店名』『電話番号』




【今回のポイント】

→『その気になっているお客さん』と、『その気になっていないお客さん』によって、書く内容を変えていくことが今回のポイントです。

→『その気になっているお客さん』には、商品メニュー中心の内容でいいと思います。

→しかし、まだ『その気になっていいないお客さん』には、『どんな時に使えばいいのか?』が分からないので、イメージできません。

→お客さんは、イメージできないものにお金を使いません。

→では、『その気になっているお客さん』と、『その気になっていないお客さん』のどちらを絞って書けばいいのでしょうか?

→これは迷うところです。

→今回の事例で言うと、『まつ毛エクステ』だけを商品メニューとする場合は、『その気になっているお客さん』に絞ってお知らせしてもいいと思います。

→なぜならば、すでに経験もあるので、『つけ放題』という条件で、行動を起こしやすいからです。

→しかし、『まつ毛エクステ&温熱エイジングケア』というコース商品メニューになると、経験した人が少ないと思いますので、『その気になっていないお客さん』に絞って、そのコース商品メニューの良さを、『伝りやすい流れ』でお知らせしたほうがいいと思います。

→そうしないと、『なぜ、それがいいのか?』が伝わらないからです。

→商品の良さが伝わると、興味を持ってもらいやすくなり、行動してもらえます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則