こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
何かのスキルやノウハウを身に付けて、『独立したい』とか、『起業したい』と思っている方が沢山います。
そんな方々にとって最大の壁となるのが、『自信が持てない』という『不安の壁』です。
この『不安の壁』は、例え起業したとしても、何か新しいことを始める時に必ず感じる不安になります。
極端に言ってしまえば、起業できるかどうかは、この『不安の壁を、どう乗り越えるのか?』で決まるのです。
でも、この『不安の壁』は意外と大きく、なかなか乗り越えられなくて決断や行動を遅らせることになります。
最悪の場合は、あきらめてしまうこともあるのです。
誰でも、まだ経験をしていないことに、なかなか自信を持てないのは事実です。
しかし、未経験のことでも、今まで、何とかやってこれたから、『今の自分がある』と思います。
では、起業となると、『なぜ、自信が持てないのでしょうか?』
いろいろ理由はあると思いますが、一番の理由は、不安のあまり『自分中心』でいろいろ考えてしまうからです。
<例えば>フェイシャルエステサロンで起業する場合
まず、『エステ技術』を身に付けなければいけません。
◆クレンジング・洗顔・メイク技術
◆フェイシャルマッサージ技術
◆スキンケア品の取り扱い技術
◆カウンセリング技術 等々
まだまだいろいろな技術が必要だと思います。
ここでの『不安の壁』は、『自分よりもっとすごい技術やノウハウを持っている人が沢山いる中で、自分は本当にやっていけるのだろうか?』と思って、『自信がない』と不安になる壁です。
そんな不安に対して、『上には、もっと上がいる』、でも、自分は人より多く学んできた、ここまで学んだ人は少ない、『下を見れば、下がいるから大丈夫』と、自分に言い聞かせて自信を持とうとします。
でも、これで本当に自信を持ってできるのでしょうか?
このように『自分中心』で考えていると、自分と同じ立場の人が気になって、前が見えなくなります。
『前が見えないから、自信が持てない』と言えるでしょう。
独立や起業を決意した時は、そうではなかったと思います。
◆『なぜ、自分は起業しようと思ったのか?』
◆『どうして、この仕事を選んだのか?』
もう一度、その時のことを思い出して見て下さい。
そこには、きっと、『お客さんに対する、あなたからの想い』があったと思います。
そんなお客さんのために、あなたは『何ができるのか?』を、『お客さん中心』で考え直してみて下さい。
◆『目の前のお客さんが知らなくて、あなたが知っていること』
◆『思い通りにならないお客さんに、あなたがお手伝いできること』
目の前のお客さんは、『何を知らなくて、何がうまく行かないのか?』
ただ、ひたすら聴いて、その事情に共感し、共有して、『あなたができること』をお手伝いすればいいのです。
最初は、目の前のお客さん以外のことを、考えないで下さい。
そうすれば、きっと『前が見えてきて、自信を持って行動する』ことができると思います。
『自分中心』に考えて、『自分と同じ立場の人』が気になって、前が見えなくなるのではなく、『お客さん中心』に考えて、『目の前のお客さん』に集中して、しっかり前を見て下さい。
そうなった瞬間、『不安の壁』は乗り越えれたと実感できます。
周りを気にせず、『目の前のお客さんが求めていること』で、『あなたができること』をやればいいだけです。
そんなあなたを、お客さんは待っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則