店頭看板の事例(お好み焼き店のカキ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

お好み焼き店さんの『カキ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

お好み焼き店さんが、冬季限定の『カキ』を使ったメニューをお知らせしている店頭看板です。

『かき入荷しました』と、ズバリ一言。

このお店の『カキ』を使ったメニューを楽しみにしているお馴染みさんにとっては、これだけで入っていしまいそうですね。

でも、そうでないお客さんには、もう少し情報が欲しいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>かき入荷しました。



→カキの旬は、『真牡蠣』が冬で、『岩牡蠣』が夏と言われています。

→特に2月は、『真牡蠣』の旬のピークで、一番太っていてクリーミーな牡蠣を味わえます。

→なので、『〇〇産旬の真牡蠣、入荷しました!』としたいところですね。

→次は、『なぜ、今、牡蠣なのか?』の理由があれば、『食べる言い訳』にもなるので、ちょっと説明したいと思います。

→後は、『写真』と、『美味しそうに感じる説明文』です。

→最後は、『旬の牡蠣は、限りがあります』と希少性を出して、行動を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(お好み焼き店のカキ)
〇〇産旬の真牡蠣、入荷しました!
『ちょっと疲れたな~』と思った時
カキは疲労回復や脳の活性化にとっ
てもいいんですよ。
 殻付きの新鮮なカキを使っているの
で火を通しても縮まずクリーミーで
プリプリの食感が、一口でパクッと
味わえます。
『〇〇産旬のカキ入りお好み焼き』
旬の殻付きカキは、1日25食限り!
『店名』『電話番号』




【今回のポイント】

→お馴染みさんだけでなく、初めてのお客さんも『美味しそう』と感じるような伝え方にするのが今回のポイントです。

→情報がなかったので、変更後の看板の内容は、『こんな感じなら、いいのにな』と思いながら書きました。

→季節限定のメニューは、お知らせしやすい内容です。

→伝わりやすい流れで、お客さんにお知らせすれば、『食べてみたい』と反応してくれます。

→お昼にこの看板を見て、口コミして、夜にお友達と一緒に食べに来てもらえば、お酒も入ってみんなが楽しくなってくるのです。

→店頭看板で、その『きっかけ』を作って上げて下さい。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則