反応率が分かると、やり続けられるって本当? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



お客さんを、店内まで入ってもらったり、電話を掛けてもらったり、するのが店頭看板の役割です。

自分で書いた店頭看板の反応がよいと、嬉しくなり、もっと、反応してもらおうと思います。


そのためには、まず、『どれだけ反応をしたのか?』、反応したお客さんの人数を書きとめて確認する必要があるのです。


反応した人数を確認する方法は、

◆『【カンバン見たよ】と、おっしゃって下さい』と看板に書いておく

◆『店頭のカンバン、ご覧になりました?』とお客さんに聞く

◆カンバンに、販促ビラを備え付け、そのビラに通し番号を付けて、残りの番号を見る

などなどいろいろあります。


このようにして、反応した人数を書きとめて、『反応がよい看板』を見つけ出すのです。

そして次は、反応した看板の『何が、よかったのか?』を調べます。


◆お客さんの『絞り込み』がよかった

◆お知らせする『タイミング』がよかった

◆『ユニーク』な商品価値がよかった

◆魅力のある『ネーミング』がよかった

◆『行動を促す』一言がよかった

など、『自分で感じるよかった点』を書きとめておきます。


正しいかどうかより、その時自分が感じたポイントを書くことが大切です。

なぜなら、『お客さんは、感情で動きやすい』からで、その感情を基に言葉を書いていくとうまく行きやすくなります。




でも、このような『反応がよい看板』は、毎回書けません。

どれくらいの確率かと言うと、

<例えば>
何も知らずに思ったままを書いた場合の『反応がよい看板が書ける確率』は、『20枚で1回、5%』と言われています。


この『20枚で1回、5%』という確率を、どう感じますか?

『そんなんじゃ、書いても意味がない』と思う人もいるでしょう。

『えっ、20枚書いたら、1回はうまくいくんだ』と思う人もいると思います。



この『20枚で1回、5%』という、『確率』を知っておくことがとても重要です。

なぜなら、『やり続ける』基準がわかるからで、この『確率』を知らなければ、20枚書く前にあきらめてしまいます。


よく『やり方』を知っていても、できなくてあきらめてしまう人は、この『確率』を知らないからです。

知っていれば、『とにかく、反応が悪くても20枚まで書こう』となって、『やり続ける』ことができます。


これが、とても重要なのです。


『簡単な方がいい』と言う人のほとんどは、実は、やっていることは簡単でも、『やり続ける』ことができないから難しいと言っています。

それくらい『やり続ける』ことは、難しいことかもしれませんね。

でも、この『やり続ける』ことが身に付けば、あとは『やり方』を少しづつ変えていけばいいだけです。



先ほどの例で、何も知らずに思ったまま書いた場合は、『20枚に1回、5%』の確率と言いましたが、その人が店頭看板の『基本の骨格やよい流れ』を少し学ぶだけで、『10枚に1回、10%』と2倍の確率に上がります。

もちろん、2倍に確率が上がったとしても、『反応が悪くても、10枚まで書こう』とならなかったら、何も学ばない時と同じです。



とにかく、最初は反応が悪くても『やり続けている』と、やがて、『5枚に1回、20%』の確率になり、『2~3枚に1回、40%』の確率になり、『1~2枚に1回、80%』の達人レベルの確率になることもあります。


◆店頭看板を書くコツは、『反応が悪くても書き続けること』です。

◆その上で、基本の骨格や流れを身に付けます。

◆そして、反応がよい看板は『何がよかったのか?』を調べることです。


例え、最初はヘタだったとしても、そのうち2倍、4倍、8倍と加速度がつくように、うまくなって行きます。


まずは、反応が悪くても書き続けることです。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則