店頭看板の事例(中国語教室の生徒募集) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

中国語教室さんの『生徒募集』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

2014年に1300万人もの訪日客が外国から来ています。

今年もその勢いは止まりません。

背景には、円安と日本の安全性からくる日本製品の魅力があります。

特に、中国、台湾、韓国、ロシアからの訪日客が顕著です。

今までは、中国語が必要になると言えば、『貿易』に関する業務が多かったと思います。

しかし、今では、『訪日中国人さん』の増加による対応で、『店頭接客スタッフさん』が求めれるようになり、中国語での日常会話が求められるようになっているのです。

さらに、大手百貨店になると、店内案内や買い物時の中国語の通訳を始め、買上げ商品の輸出・免税手続きなど、日常会話以上のレベルが求められるようになって来ています。

また、訪日中国人さんの対応だけでなく、訪日できない人への『ネットショップ』の業務運営上、中国語が飛び交う状況も見られ、中国語の需要がますます増えてきているのです。


そんな状況の中で、今回の『中国語教室の生徒募集』の店頭看板を見ると、その当たりの事情を生徒さん側にお知らせすることで、『中国語の必要性』が出てくると思います。

『あっ、そうか?』、『日本で中国語が話せたら、就活に有利なんだ!』

と感じてもらえれば、生徒さんは一気に集まってきます。

現状の看板は、非常によく出来ていて、とてもいい流れです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>アナタの発音
>大丈夫ですか?
>よく聞きますが
>文章は理解できるが
>・中国人とのコミュニケーションを思うようにとれない
>・中国人の会話が聞きとれない
>・中国ドラマを字幕なしで見たい
>キレイな発音を身に付けましょう。



→まず、『中国語の必要性』をアピールしてから、『アナタの発音は大丈夫ですか?』と問い掛けたいところです。

→後は、現状の看板の流れで進めたらいいと思います。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(中国語教室の生徒募集)
今、日本に来る中国人の増加により
接客対応等ができるスタッフが不足
しています。

日常会話レベルが求められその判断
基準とされるのが『発音』です。

アナタの発音は大丈夫ですか?

当教室は、ネイティブ講師なので
キレイな発音が身に付けられます。

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【今回のポイント】

→どうしても、いきなり商品である『中国語』を売ってしまいます。

→商売ですから商品を売るのは、同然です。

→しかし、必要性を感じない相手に商品を売ると、『売り込み』になってしまいます。

→まず、『中国語の必要性』を知らせて、その判断基準となる『発音』が得意な教室です。

→この違いをハッキリさせてから、商品を売ると『お役立ち』になります。

→お客さんの『知らないこと』や『違う解釈があること』を、教えてあげるのも商売です。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則