店頭看板の事例(整体院のマタニティマッサージ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整体院さんの『マタニティマッサージ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  
 
 
 

【コメント】

妊婦さんに、妊娠中の辛い症状を解消しようと、『マタニティマッサージ』をお知らせしている整体院さんの店頭看板です。

妊婦さんは、どんなに辛くてもこのような『マッサージ』を受けたがりません。

理由は、お腹の赤ちゃんに負担がかかったら嫌だからです。

だから、どんに辛くても、何もせず我慢しようとしています。

そんな想いを察して、呼び掛けたいところですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>マタニティマッサージ

>妊婦さんへの施術となります。
>お腹に負担のかからない体勢で全身させて頂きます。
>後期に入るとますます辛くなる脚のムクミ、腰痛
>『店名』オリジナルのマタニティマッサージで癒されませんか?

>オススメコース
>『店名』パッケージコース
>『店名』



→『マタニティマッサージ』と、こちらが言いたいことを、ズバリと言っているので分かりやすいと言えば分かりやすい看板です。

→『マタニティマッサージ』のことをよく知っている妊婦さんに呼び掛ける場合は、これでいいと思います。

→でも、ほとんどの妊婦さんは、『マタニティマッサージ』のことをよく知りません。

→例え、知っていてもお腹の赤ちゃんのことを考えると不安があると思います。

→この当たりの微妙な想いを察してあげて、『あなただけでなく、赤ちゃんにもいいのですよ』というようなメッセージを届けてあげたいですね。

→それでも、まだ心配は消えないので、まずは『ご相談を』と促すことをおすすめします。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整体院のマタニティマッサージ)
妊娠後期に入るとますます辛くなる
脚のムクミや腰痛をお持ちのあなた

『妊娠中だから、何もできない』
『生まれるまで、もう少し我慢!』
と、あきらめていませんか?

妊婦さんやおなかの赤ちゃんに負担
をかけない柔らかいタッチで自然に
骨盤等を整えますので、辛い症状が
解消されるだけでなく骨盤等が柔軟
になり安産が期待できますよ!

赤ちゃんに負担をかけない
『マタニティマッサージ』

ご不明な点は、こちらからご相談を
『店名』 『電話番号』




【今回のポイント】

→妊婦さんの辛い症状を理解してあげ、我慢してあきらめている現状を察してあげることが今回のポイントです。

→ここを察してあげることができれば、妊婦さんと共感できます。

→お腹の赤ちゃんへの心配は、妊婦さんにとって自分以上の心配です。

→まず、妊婦さんと共感できるような流れを作りましょう。

→その上で、『マタニティマッサージ』ができることをお知らせします。

→商品を売るよりも、共感を得ることが先決です。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則