お正月に近くの河川敷で、どこかの子供たちが、カイト(洋風凧)を高く上げて遊んでいるのを見て、ふと想像したことをお話します。
想像した話ですが、年の始めに免じてお許しください。
この三角形をした二つのカイト、よく見るとちょっと変わっていて、角っこに番号があり、名前も付いていました。
◆下の写真の『Aの白いカイト』、名前を『お客さんの生活カイト』と言います。

◆次の写真の『Bの赤いカイト』、名前を『あなたの仕事カイト』と言います。

それぞれのカイトの番号には、『意味のある言葉』がありますので、その当たりから説明します。
まず、『Aの白い、お客さんの生活カイト』からです。
◆(1)には、『お客さんのやりたい想いや夢』が入ります。
お客さんは日常生活を送りながら、何らかの想いや夢を持っていることが多いです。
しかし、何となく持っているだけで、想いや夢だけでは、日常生活は何も変わりません。
そこで、日常生活を変えたいお客さんは、
◆(2)の『お客さんのやるべき目標やゴール』を持つようになるのです。
想いや夢から、『いつまでに』と、『いくら、どれくらい』と数字をハッキリ示して、目標やゴールを決めます。
この数字を決めることはとても重要で、このことから物事が動きだします。
すると、
◆(3)の『お客さんのできない問題』が出て来ます。
目標やゴールがハッキリすると、できる行動と、できない行動がハッキリし、それが問題となるのです。
この(1)と(2)はハッキリしているが、(3)という問題を抱えているので、『Aの白い、お客さんの生活カイト』は、安定せず、くるくる回ったり、右に左にふらふらして、どこかぎこちない動きをしています。
そこに現れたのが、『Bの赤い、あなたの仕事カイト』です。
ぎこちない動きをしている『Aの白いカイト』を見て、いきなり『Aさん、私が問題を解決します』と言いながら近づいて来ました。
『Bの赤いカイトの先端、(4)』を、『Aの白いカイト』へくっつけるように迫ってきたのです。
◆この(4)は、『あなたができる解決策』です。
いきなり迫ってこられた、『Aの白いカイト』はビックリして、逃げようとしました。
それを見た、『Bの赤いカイト』は、逃がしてはいけないと思い、さらに追いかけて行き、ついに糸がからまって二つのカイトは真っ逆さまに落ちていきました。
こんな想像です。
すみません、長々と私の想像にお付き合いして頂いてありがとうございます。
ここでもし、あなたが『Bの赤いカイト』だったとしたら、どうしますか?
いきなり、売り込みますか?
それとも違う行動をしますか?
違うとしたらどんな行動をすればいいのでしょうか?
まず、初めにやらなければいけないことは、『Aの白い、お客さんの生活カイト』のことを知ることです。
<例えば>
◆『ちょっとよろしいでしょうか?』
◆『どのような想いで飛んでいるのですか?』
◆『よかったら聞かせて下さい』
そして、想いをうまく聞くことができれば、
◆『そうだったんですね』
さらに、
◆『こんな問題もあったんですね』
と想いや問題を知って、共感する必要があったと思います。
共感することでそれが、
◆(5)の『あなたのやりたい想い』と、(1)の『お客さんのやりたい想い』が一緒になり、お客さんとの距離感が縮まることになるのです。
その上で、(4)の『こんな解決策があるんですが、どうされますか?』と、そっと教えてあげたとしたら、二つのカイトは今でも気持ちよく、飛び続けていたと思います。
飛び続けらることで、(3)の『お客さんのやるべき目標』も達成されるのです。
その結果、
◆(6)の『あなたのやるべき目標』も達成されるのです。
『お客さんとあなたの関わり方』を、二つの三角形のカイトから想像してしまいました。
想像を簡単にまとめると、下の図のようになります。

でも、お正月のカイト遊びをしている風景から、こんな事を想像していまうなんて、やっぱり変ですね。
お許し下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則