店頭看板の事例(雑貨店のボディバター) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

雑貨店さんの『ボディバター』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

雑貨店さんが季節に合わせたセレクト商品をお知らせしている店頭看板で、今回は『ボディバター』と言われるスキンケア商品です。

季節の変化を呼び掛けて、商品につなげていく流れはいいと思います。

ただ、『皆さん体調は大丈夫ですか?暖かくしてお出かけ下さい!』と呼び掛けて、『おうちでは、お肌のケアも大切』と、つなげるのは分からないでもないですが、ここはお肌のことについての呼び掛けのほうがスムーズだと思います。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>本格的な寒さになってきました。
>皆さん体調は大丈夫ですか?
>暖かくしてお出かけ下さい!

>おうちでは・・・
>お肌の『ケア』も大切
>『店名』では・・・
>ボディバターやハンドクリーム
>スキンケア商品が入荷されました。

>つるつるお肌で、ルンルン
>過ごしましょう~




→まず、季節の変化から入って、お肌に関しての問い掛けをします。

→次は、少し脅かして、現状に疑問を持ってもらいましょう。

→そこで、『ボディバター』につなげたいと思います。

→ハンドクリームも紹介していますが、ここは一つに絞ったほうが分かりやすいです。

→簡単な説明で、原因と結果をお知らせして、使っている状況がイメージできるようにしてあげます。





【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(雑貨店のボディバター)
本格的な寒さになってきました。
寒くなるとお肌に潤いがなくなり
カサついてきませんか?

そのままにしておくと『乾燥肌』に
なるかもしれませんよ。
そんな時は『ボディバター』で
保湿力を高めましょう! (写真)

植物性油脂バターの優しいベールが
乾燥肌の原因となる水分の蒸発を防
ぎ、あなたのお肌を乾燥から守りま
す。

お風呂上がりに温まった手のひらで
丁寧にのばしてお休み頂くと、翌朝
もちもち、つるつるのお肌に!




【今回のポイント】

→季節の変化を取り入れるのは、とても大切です。

→ポイントは、その変化と『商品をどのような流れで、つなげるのか?』にあります。

→今回の場合は、『寒さ→乾燥肌→ボディバター→保湿力アップ』という流れです。

→できれば、ボディバターの写真があればいいと思います。

→それと、行動の促し方ですが、もし数種類のボディバターがあるのであれば、次のような一文を一番最後に入れて下さい。

→<例えば>『店内で、シアー・アボガド・マンゴーなどの中からお選び頂けます』




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則