店頭看板の事例(カーディーラー店の各種看板) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

大手カーディーラー店さんの『各種看板』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

広い店舗スペースを使って、3種類の看板が置かれています。

簡単に説明していきますね。

◆まず、一枚目は、『今日の星占い・ベスト3』です。

今日の占いとして、良い運勢の上位3つを毎日伝えています。

 
 



◆二枚目は、『HAPPY BIRTHDAY』、『今日がお誕生日』の人の性格等の説明と、有名人の名前も挙げています。こちらも毎日更新です。

  




◆そして三枚目は、現物の自動車を使って、『店長オススメ』と伝えています。こちらは、もう半年以上も同じものです。

 



上のような3種類の看板が、あなたの近くのお店にあったとしたら、どの看板を毎日見ると思いますか?



まあ、どれを見るかは、それぞれ好き好きですが、私の場合は、『今日の星占い・ベスト3』の看板です。



理由は、何かというと、

◆一つ目の理由は、『毎日更新していること』です。

『今日は、どれがベスト3なのかなあ?』と、気になります。

このベスト3のいいところは、運勢がいい時にしか出ないので、毎日見てもイヤじゃないからです。

もし、『今日の星占い・ワースト3』だったら、きっと見ないと思います。



◆二つ目の理由は、『自分と関係性があること』です。

私の星座は、『うお座』なので、今回のように『1位』になっていれば、なぜか立ち止まって読んでしまいます。

内容も、『素晴らしい成果が期待できて、喜びが感じれる日になりそう』と嬉しい内容です。

『この占いが当たっているのか?』どうか分かりませんが、なぜか嬉しくなります。



◆三つ目の理由は、『期待感があること』です。

『今日がお誕生日』の看板も、自分と関係性があるのですが、自分の誕生日は年に1回なのと、いつがその時かが分かります。なので、極端に言えばその日以外はサラッと見るだけです。

その点、『今日の星占い』の場合は、自分の星座がいつ『ベスト3』に入るか分からないので、毎日期待して見るようになります。

念のために言っておきますが、私は基本的に『星占い』を信じていません。

でも、どういう訳か気になって、期待して見てしまうのが不思議です。



◆四つ目の理由は、『新しい情報があること』です。

では、『店長オススメ』の看板はどうかと言うと、ほとんど見ません。

なぜなら、『今日も同じだ』と思うからです。

時々、看板を置く車種は変わりますが、看板は『店長オススメ』一本やり。


そうではなく、何か『新しい情報がある』と、たぶん見て行くと思います。



<例えば>写真のようなワンボックスカーなら

『日常的な使い方はもちろん、家族を一緒に趣味を楽しみたいお父さんに最適なクルマです』とか

『おじいちゃんやおばあちゃん、小さなお子さんと行動する機会が多い人には乗り降りがしやすいファミリーカーとして重宝します』など


『この車をどのように使うと楽しいのか?』という情報があると、二つ目の理由の『自分と関係性がある』と思う人に、興味を持ってもらえる可能性が出て来ます。


『店長オススメ』の看板は同じでも、オススメする車が変わるたびに、『新しい情報』を伝えていけば、『今度はどんなクルマがオススメなのかな?』と、三つ目の理由の『期待感』にもつながるのです。




まとめると

◆毎日更新していること

◆自分と関係性があること

◆期待感があること

◆新しい情報があること


この4つのポイントが多いほど、読まれやすくなります。

そして、読まれ続けることで、お店との距離感が縮まり、『クルマを買う時はここで相談してみようか?』となる可能性が高くなるのです。


もちろん、この看板だけでお客さんを集められるとは限りません。

でも、この看板がなかったら、お客さんを集めにくくなるのは確かです。



店頭看板に、『どうしても何と書いていいのか?』分からない方は、まず『今日の星占い・ベスト3』から始めてくてもいいかもしれませんよ。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。




◆今年の1月15日からブログ記事を書き始めて、今日までで『329記事』、3月17日からは毎日更新で、12月31日まで続けることができました。

これも読者さんのおかげと感謝しています。

正直、どれだけ『いいね』に勇気づけられたか分かりません。

改めて感謝します。

来年は、1月5日からブログ記事を再開する予定です。

これからもよろしくお願いいたします。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則