店頭看板の事例(眼鏡店の深視力測定) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

眼鏡店さんの『深視力測定』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

大手眼鏡店さんが、通常の視力測定ではない、『深視力測定が出来ます!』とお知らせしている店頭看板です。

『深視力』とは、あまり聞かれない方も多いと思います。

これは、写真にもあるように大型免許や二種免許、牽引免許等を取る時に、運転者の遠近感が正確に認識されているかを見るための視力検査です。

主に、有償で自動車を運転する必要がある運転者に行われます。

この深視力検査は、普段、経験がないので、『自分がどうなのか?』分からない方がほとんどです。

そこで、この看板でお知らせしているのですが、もう少し説明が欲しいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>深視力測定
>出来ます!
>(必要な車種の写真)



→いつものように、まずは『誰に、呼び掛けるのか?』から考えていきます。

→ここは、素直に『お仕事で、すぐに大型免許や二種免許等が必要なあなたに』でいいですね。

→次は、『深視力は、大丈夫ですか?』と問い掛けて、現状に疑問を持ってもらいましょう。

→『最初は、慣れていないとなかなか難しいですよ』と、ちょっとあおって見て下さい。

→あおることで、仕事で免許が必要な人は、必ず興味を持ちます。

→後は、『深視力』の簡単な説明をして、商品へとつなげていけばいいだけです。

→最後に、行動を促すことを忘れずに。





【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(眼鏡店の深視力測定)
お仕事で、すぐに大型免許や二種
免許等が必要なあなたに

深視力は大丈夫ですか?最初は、
慣れないとなかなか難しいですよ!

当店には、試験場と同じ型の機器で
深視力測定ができ、遠近感が正確に
合わせられるかが分かります。
コツさえつかめば簡単で、トレーニ
ングも可能です。

仮に、うまく合わせることができな
くてもメガネの補正でできるように
なります。

店内のスタッフに、『深視力測定』
とおっしゃって下さい。




【今回のポイント】

→写真と、『深視力測定出来ます』というメッセージで、分っている人には分かります。

→でも、分からない人には、『何のことなのか?』まったく分かりません。

→また、分っている人にも、『何が、どのように、どこまで、できるのか?』をお知らせする必要があると思います。

→『こんな方に』、『なぜ、当店で深視力測定したほうがいいのか?』をハッキリと伝えることが今回のポイントです。

→大手眼鏡店さんは、今までこのような店頭看板は出していませんでした。

→それが、出さなければいけないようになって来ていると思います。

→ハッキリとメッセージを届けて、お客さんに喜ばれて欲しいです。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?