お客さんが抱える『不』から販促を考えるやり方とは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。



あなたは、販促物を作ろうと思った時、『なかなか、いい考えが浮かばないな~』と思ったことはありませんか?


すぐに、商品やサービスを売り込んでしまって、反応がよくないって事ありませんか?


でも、何から考えたらいいのか? 分からなくてイライラしていませんか?


そんな時に、ヒントになるのが、お客さんが抱えるいろいろな『不』から、販促物を考えるやり方です。


なぜ? 『不』なのか?

それは、お客さんって、意識しているか、していないかは別にして、沢山の『不』を抱えているからです。


今回は、『8つの不』を上げて説明していきます。


他にもあると思いますが、ざっと並べると、『不便』・『不満』・『不快』・『不要』・『不適』・『不信』・『不安』・『不急』、この8つです。



ただ、この8つを一度に考えると頭が混乱するので、3つのグループに分けて考えます。

【第1グループ】 『不便』・『不満』・『不快』

【第2グループ】 『不要』・『不適』

【第3グループ】 『不信』・『不安』・『不急』



こんな感じの3つのグループの順に説明していきます。




まず、【第1グループ】 『不便』・『不満』・『不快』

このグループは、お客さんの『悩み』や『痛み』、あるいは『望み』を見つけ出すのに役立ちます。


よく、タイトルなどで、次のように問い掛けて刺激しています。

◆『不便』・『不満』・『不快』、こんなことありませんか?

◆『不便』・『不満』・『不快』、こんな経験ありませんか?


このように問い掛けることで、お客さんの現状に疑問をもたせて、『考えるきっかけ』を与えています。

なぜ? 『考えるきっかけ』を与えているのか? というと


考えることで、『お客さんの感じた疑問の答え』が聞きたくなるからです。

つまり、『問い掛ける』ことで、次からの内容を『聞いてもらいやすくなる』効果があります。



この記事の冒頭でも、次のように問い掛けています。

<例えば>
◆あなたは、販促物を作ろうと思った時、『なかなか、いい考えが浮かばないな~』と思ったことはありませんか?

この部分が、どちらかというと『不便』の問い掛けです。


<例えば>
◆すぐに、商品やサービスを売り込んでしまって、反応がよくないって事ありませんか?

この部分が、どちらかというと『不満』の問い掛けです。


<例えば>
◆でも、何から考えたらいいのか? 分からなくてイライラしていませんか?

この部分が、どちからというと『不快』の問い掛けです。



このように問い掛けることで、『考えるきっかけ』を与えて、『お客さんの感じた疑問の答え』をお知らせしていきます。


この記事では、次のようにお知らせしています。

◆そんな時に、ヒントになるのが、お客さんが抱えるいろいろな『不』から、販促物を考えるやり方です。



この記事を読めば、『不』から考えるやり方の情報が手に入ると思ってもらえれば、第1グループは大成功です。





次は、【第2グループ】 『不要』・『不適』

このグループは、どんな人に『不要』で、どんな人に『必要』かを考えます。

<例えば>
◆販促物を作る時に、自分で考えず、誰かに『依存している人』には、この記事は『不要』です。

◆しかし、最初はうまくできなくても、何とか自分で書けるようになりたいと、『自立している人』にとって、この記事は『必要』になるでしょう。


そんな『自立している人』にとって、この記事は『最適』な解決手段をお知らせしています。

しかし、『依存している人』にとって、この記事の解決手段は『不適』となり、きっと参考にならないと思います。



このように『必要・不要』で、ターゲットを絞り込み、解決手段の『最適・不適』で、『ここだけしか、できない』、『他にないモノ』を提供していると納得してもらいます。





最後は、【第3グループ】 『不信』・『不安』・『不急』


今までの第1グループと第2グループで

◆悩みや痛み等のこんな経験ありませんか? と問い掛けて

◆こんな結果が、手に入りますよ。 と情報提供して

◆その手段は、ここだけしかできませんよ。 と納得してもらったとします。



しかし、まだお客さんは、『不信』・『不安』・『不急』という『不』を抱えています。

この3つの『不』の感情が、とても厄介です。


◆『不信』・・・本当にココは、信用できるのか?

◆『不安』・・・本当にその解決手段は、自分に合っているのか? 自分もできるのか? 安心していいのか?

◆『不急』・・・本当に今すぐ決めなければいけないのか? なぜ急がなければならないのか?



これらを親身になって聴き、丁寧に応えていきます。

◆『不信』には、実績事例やお客様の感想等で、信用できる根拠を示します。

◆『不安』には、お試し体験やカウンセリング等で、結果に責任を持つと約束します。

◆『不急』には、今すぐしないと、チャンスを逃したり、後悔すると、決意を促します。

『今までも、そうだったんじゃないですか?』

『チャンスだやろう、と思ってもイザとなって、やっぱり止めてしまって後悔したことありませんか?』

『これでいいのか?いう不安と、これでいいのだ!という自信の間でゆれるあなたの気持ちはよく分かります』

『でも、行動しないと何も変わりませんよ』

『いろんな人が同じように迷って、決めた人だけがうまっくいっています』

『次は、あなたです』

と、お客さんの背中をポンと押してあげましょう。




このような『3つのグループ』の順番で、『8つの不』を伝える流れで、販促物を考えるやり方をお伝えしました。

1つのヒントになれば幸いです。

『次は、あなたです』





最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則