店頭看板の事例(美容室のヘッドスパ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『ヘッドスパ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

(A)の店頭看板

 
 

(B)の店頭看板

  


【コメント】

2つの美容室に置かれている『ヘッドスパ』の店頭看板です。

夏は、余分な皮脂や汚れが毛穴に詰まり、抜け毛等の問題を起こしやすくします。

そこで、『ヘッドスパ』の登場です。


(A)の店頭看板は、『力を入れてます』と、意気込みは分かりますが、『誰に』『何を』『どうする』のか分かりません。

ただ、『保育士が在中』、3階なのでスタッフがベビーカーを運びますとなっており、これに『力をいれてます』とアピールされた方がよいと思います。

<例えば>
◆小さなお子様がいると『美容室に行きたいのけど・・・』と思っているママさんへ
◆当店は『キッズルーム』に力を入れており、一緒にご来店いただけます。
◆専任の保育士が責任を持ってお預かりしますので、長時間の施術も安心です。
◆お子様もママさんにも、楽しくリラックスできるサロンです。
◆『キッズルーム』は完全予約制です。ご都合のよい時間帯は、早めのご予約を。


こんな感じにすると、独自性が伝わります。




一方、(B)の店頭看板は、ヘッドスパの効果や問い掛けなど、とてもいい感じの看板です。

でも、何となく分かるんだけど、もう少しお客さんに近づいて欲しいように思います。




ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ヘッドスパ ¥4320
>毛穴に詰まった余分な皮脂や老廃物をキレイに取り除きませんか?
>得られる効果
>①育毛 ②美髪 ③アンチエイジング ④リフレッシュ&リラックス
>目の疲れ、頭痛や肩こりに悩まされている方にもオススメです。




→まず、お客さんの『現状』を言葉にして呼び掛けて、『そうそう、そうなのよ・・・』と現状に疑問を持ってもらいましょう。

→次に、それはあなただけの悩みじゃなくて、みなさんそうなのですと、理解してもらいます。

→そこで、ズバリ原因を言い切ります。

→あとは、対策の説明と行動の促しです。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(美容室のヘッドスパ)
『洗髪時に20~30本、タオルで拭いて10本、最近、抜け毛が・・・』
このままじゃヤバイと感じたことありませんか?

抜け毛は男性だけじゃなく多くの女性の悩みのタネになっています。
原因は、『頭皮の悪化』『ストレス』『偏った食事』です。

ヘッドスパで抜け毛の改善と予防ができます。
①頭皮の毛穴に詰まった汚れをクレンジング
②血行を改善させるマッサージ
③痛んだ髪や頭皮に栄養補給

自宅でもできますが、プロにやってもらうと心地よさが全く違い、ストレス解消にも役立ちます。
ご都合のよい時間にご予約を
00-0000-0000(営業時間00まで)




【今回のポイント】

→お客さんの『現状』を言葉にして呼び掛けて、『そうそう、そうなのよ・・・』と現状に疑問を持ってもらう事が今回のポイントです。

→(A)の看板でも、小さなお子様がいると『美容室に行きたいけど・・・』と思っているママさんへと、呼び掛けることで、『そうそう、そうなのよ・・・』と現状に疑問を持ってもらいました。

→この現状に疑問を持ってもらう事が大事です。

→なぜなら、興味を持って、後の流れまでスムーズに読んでもらえるからです。






こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?