店頭看板の事例(英会話教室のお試しレッスン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

英会話教室さんの『お試しレッスン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

オフィス街を歩いていたら、外人さんが下のようなビラを手配りしていました。

 
  


ビラを受け取るとこの外人さん、『ありがとうございます。よかったら読んでみて下さい』と、流暢な日本語で話しかけて来られます。

ビラを見てみると、英会話のビラで、どうやらこの英会話教室の講師自らが手配りしているよう
です。

近くにあった店頭看板があったので、写真を撮らせてもらいました。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>店名
>ENGLISH SCHOOL
>サマーキャンペーン
>40分お試しレッスン
>無料
>レッスンの予約はこちら
>ホームページ・アドレス





→いつもこのブログを読まれている方には、『もう、分った』と言われるかもしれませんが、この店頭看板には、『誰に?』がないのです。

→『誰に?』を絞り込まないから、弱いメッセージの店頭看板になっています。

→では、誰に絞り込めばいいでしょうか?

→オフィス街ですので、パッと思いつくのが『ビジネス英語』です。

→しかし、ビジネスで英語を使う場合、単に英語が話せるだけでは意味がありません。

→その業種・業態の商習慣やルールに合わせた英会話が求められます。

→もちろん、この英会話教室に独自のノウハウがあれば別です。

→でも、『無料のお試しレッスン』を呼び掛けているところを見ると、『ビジネス英語』でなく『海外旅行者』をターゲットに絞り込んだほうがよさそうです。

→海外旅行者に問い掛けて、仕事をしながらでもレッスンが受けやすいようなコースをおすすめするような流れにしたいと思います。





【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(英会話教室のお試しレッスン)
海外旅行のたびに『もっと、英語が話せたら・・・』
と感じたことはありませんか?

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日本に〇年以上のネイティブのアメリカ人が講師です。

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【今回のポイント】

→『誰に?』を絞り込んで、強いメッセージの店頭看板にすることが今回のポイントです。

→幅広くお客さんに来てもらいたいという気持ちは分かります。

→でも、メッセージが弱いと感情が動かないので、興味が湧きません。

→海外旅行をする方が増えている現在、『もっと英語が話せたら・・・』と感じる人は多いと思います。

→まず『過去の体験を思い出してもらうこと』が、先決です。

→過去の体験を思い出してもらわず、商品を売るから、メッセージが弱くなるのです。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?