店頭看板の事例(美容室のヘアカラー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『ヘアカラー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

『究極』白髪染めを超えたヘアカラーを、オススメしている美容室の店頭看板です。

なかなかよくできた看板です。

しかし、ちょっと『モノ目線』になっているのが気になります。

このタイトルを見て、『白髪染めで髪の傷みが気になる方に』向けてオススメしているのだろうなと、感じます。

もし、そうであれば、まずは『呼び掛ける』か『問い掛ける』か、どちらかで話しかける必要があると思います。

なぜなら、現状の『モノ目線』でイキナリ売り込むより、『ヒト目線』でまず話しかけた方が、読んでもらいやすいからです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>究極 従来の白髪染めをはるかに超えた
>ヘアカラーを導入しました!

>・アルカリダメージ最小(今までの1/3です)
>・明るくキレイに均一に染まる
>・しみにくい
>・においにくい
>(色味は黒~茶色がベースになります)

>是非一度、お試しください!
>混み合いますので、必ず電話予約をお願いします。
>予約優先制 00-0000-0000



→まず、ターゲットの絞り込みをやってみます。

→自宅で、白髪染めをしていたら傷んでしまった。

→こんな感じで、ターゲットの生活シーンを絞り込んで、『こんな経験ありませんか?』と『問い掛け』ます。

→このように問い掛けて、看板を見たお客さんに、考えてもらいます。

→もし、『こんな経験がある』お客さんだったら、読み続けてもらえますし、経験がないお客さんでも、問い掛けられたら答えを知りたくなるので、最後まで読んでもらえます。

→どちらにしても、問い掛け文を読んでもらえれば、最後まで読まれる確率が高くなるのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(美容室のヘアカラー)
自宅で白髪染めを続けていたら、髪がパサ
パサ・ゴワゴワになり、傷んでしまってまとま
らなくなった経験はありませんか?

市販のモノは簡単に染まるように、強い薬の
モノが多いからです。

当店では、今までの白髪染めのダメージを
最小限(1/3)に抑えたヘアカラーです。
臭いにくく、明るくキレイに均一に染まります。
黒~茶色ベースなのでキラキラ光る心配ナシ!

髪の傷みが気になる方は、一度ご相談下さい。
混み合いますので、必ず電話予約をお願いします。
予約優先制 00-0000-0000(営業時間00まで)




【今回のポイント】

→タイトルは『モノ目線』でなく『ヒト目線』で、『呼び掛ける』か『問い掛ける』かにすることが今回のポイントです。

→『呼び掛ける』場合だと、次のようになります。

→◆自宅で白髪染めを続けていたら
→◆髪がパサパサ・ゴワゴワになり
→◆傷んでまとまらなくなったあなたに

→◆『しかたがない』とあきらめていませんか?

→『混み合いますので、必ず電話予約をお願いします』この行動を促す言葉は、とても参考になります。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?