店頭看板の事例(喫茶店のチキンバーガー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

喫茶店さんの『チキンバーガー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

オフィース街と住宅街の中間にある喫茶店の店頭看板です。

見るだけで美味しさが分かる写真と、商品の特徴を3つのポイントでシッカリ伝えている、とてもいい『チキンバーガー』の看板です。

でも、あえて付け加えるするとすれば、やっぱり基本中の基本である『ターゲットの絞り込み』が欲しいところです。

この場合は、『どんな時のターゲットなのか?』からスタートするとスムーズな流れになります。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>CHIKEN STEAK BURGER
>店名 テイクアウトできます。
>写真  オリジナル 680えん チーズ入り 730えん

>どこを食べてもチキンがあふれる
>店名 チキン ステーキ ハンバーガー
>・ど~んと1枚まるまる大満足 ボリューム チキン ステーキ
>・自家製配合小麦ふすま入りバンズも毎日当店で焼いています!
>(小麦ふすまとは、小麦の皮の部分です。食物せんい、鉄分、カルシウム、マグネシウムなでが豊富)
>・オリジナルソースは週替りで御用意!




→『誰を、ターゲットとして絞り込もうか?』 正直悩みました。

→現状看板の文章内で、気になるキーワードが、『チキンステーキ』と『ハンバーガー』と『テイクアウト』で、この3つから連想する言葉を考えました。

→『チキンステーキ』から、ヘルシー、ダイエット、たっぷり食べれる

→『ハンバーガー』から、手軽に食べれる、一人で食べる

→『テイクアウト』から、時間がない、待ちたくない

このような言葉が思いついてきたので、これらをもとに『ターゲットを絞り込む』ことにしました。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(店の)
『あ~、おなかすいた、何にしようかな・・・』
一人ランチや時間がない時、気軽に済ませたい時
『チキン ステーキ バーガー』がピッタリです!

◆ど~んと1枚、まるまるのチキン・ステーキ!ヘルシーで、美味しくて、ボリューム満点!

◆食物せんいやミネラルたっぷりの自家製配合小麦のパンは、毎日当店で焼いています。

◆何種類ものスパイスやフルーツで味付けしたオリジナルソースを、週替りでご用意しています。

『チキン ステーキ バーガー』
・オリジナル 680えん   ・チーズ入り 730えん

お持ち帰りもOK! 電話注文できます。
00-0000-0000
(30分前にお願いします)




【今回のポイント】

→『あ~、おなかすいた、何にしようかな・・・』と、お客さんの頭の中を『言葉にする』事で、現実味を出しています。

→『どんな時のターゲットなのか?』を、具体例を3つ書き並べて、利用シーンをイメージしやすくしています。

→『あ~、おなかすいた』から、利用シーンをイメージさせて、『チキン バーガー』につなげる流れを作ることが、今回のポイントです。

→利用シーンをイメージしてもらえれば、『あっ、それ、いいかも』と、注文してもらえる可能性が高くなります。

→『電話注文できます』は、注文手段を増やしたいことと、『時間がないので、待たされたくない』ことへの配慮です。





こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?