店頭看板の事例(着物店の洗える着物) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

着物店さんの『洗える着物』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

『着物は着たいけど、汚しちゃったらどうしよう?』と心配しているお客さんに、呼び掛けている店頭看板です。

確かに、お家で簡単に洗えたら汚れを気にすることなく着れるので便利です。

しかし、機能面の不安だけを解消しても、まだ心理面の不安は残っているので、そのあたりを解消していきたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>春はきもので
>お家で洗えるポリエステル
>お手入れラクラク
>洗えるきもので
>お出掛けしましょう




→心理面の不安とは、『洗える着物って、どこまで着て行ってもいいんだろう?』という不安や、『正絹着物とポリエステル着物の違いは、どうなんだろう?』という不安を解消する流れを作ります。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(着物店の洗える着物)
『洗える着物』って、お出掛け用としては
不向きと思っていませんか?

最近は風合いも着心地も正絹と間違う
くらい、良いものが沢山あります。

普段着やおけいこ事はもちろん
パーティーにも活躍しています。

特に、雨の日や汗ばむ夏には、お手入れ
ラクラクの『洗える着物』は欠かせません。

試着もできます。お声掛けください。




【今回のポイント】

→『ポリエステルの着物を着て行って大丈夫かな?』というお客さんが感じている不安を、まず言葉にして、次にその不安を解消してあげる事が今回のポイントです。

→この不安が解消しないと、いくら簡単に洗えるからと言っても興味が湧きません。

→こちらが先回りして言葉にしてしまうと、『あぁ~、そうなんだ』と心理的な不安が軽減します。

→でも、まだ不安が無くなったわけではないので、実際に使われているシーンの写真や体験者のお客さんの声を何気なく紹介するなど、接客の時にフォローしてあげる必要があります。





こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?