店頭看板の事例(喫茶店のネルドリップコーヒー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

喫茶店さんの『ネルドリップコーヒー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

オフィス街ビルの地下1階にある喫茶店の店頭看板です。

地下にお店があるため、ビルの1階の入口に看板は必須です。

それとわざわざ地下まで行くのだから、『何が、ウリなのか?』を示す必要があります。

このお店では、『ネルドリップで淹れたコーヒーが味わえる』のがウリのようです。

ネルドリップとは、柔らかく起毛している布製フィルターを使った淹れ方で、家庭で多いペーパーフィルターや業務用の機械式・作り置きコーヒーとは違うやり方です。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ネルドリップで淹れてます。
>店名
>珈琲ハウス
>ゆっくりとくつろいで頂けるお店です。
>→
>エレベーターでB1Fへ
>タバコOK
>大阪名物 ミックスジュース




→いきなり『ネルドリップで淹れてます』と言われても、『何が、いいのか?』分かりません。

→なので、ここは『他のやり方のコーヒー』を引き合いに出して、問い掛けることから流れを作っていきます。

→その後、『ネルドリップのいいところ』を紹介し、地下1階まで誘導します。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(喫茶店のネルドリップコーヒー)
チェーン店の作り置きコーヒーのエグ味
や渋味に不満を感じていませんか?

当店は『ネルドリップ』で淹れるのでコクのあ
る舌触りの滑らかなコーヒーが味わえます。

挽き立て・淹れ立てが一番の自慢!

7種類のコーヒー豆からお好みで選べます。

タバコもOK!ゆっくりおくつろぎ頂けます。

エレベーターで地下1階へ 左の奥スグ




【今回のポイント】

→『しっかりとしたコーヒー』を味わいたいお客さんに、絞り込んでいるところです。

→コーヒーチェーン店は増えても、本格コーヒーが飲めるお店は減ってきています。

→唯一、『ここでしか味わえないで、ネルドリップにこだわっている』そんな想いが伝われば、地下1階でも来店してもらえます。

→そんなコーヒーが好きなお客さんは、タバコも好きな場合が多いので、『タバコもOK』は大変効果的です。





こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


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