『頭で考える』と行き詰る。『紙に書いて考える』と道が開ける。 | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

突然ですが、暗算に挑戦してみませんか?

暗算は、頭の体操にはとってもいいとされています。

いいですか?

行きますよ。

願いましては、『12+13は?』

答え『25』

正解です。

カンタンですよね。

では次、願いましては。『69527+83974は?』

う~んと、う~んと、

『15万・・・・・・』


2ケタの暗算ならカンタンですが、5ケタの暗算になると、そろばんの上級者でない限り、ちょっと答えられないですね。

では、暗算でなく、紙に書いて計算してみてください。

答え『153501』

正解です。


これで何が分かるかというと、頭で考えるというのは、せいぜい『2ケタの暗算』止まりという事です。

紙に書けば、5ケタでも10ケタでも計算できると思います。

足し算だけなく、掛け算でも割り算だってできるんです。


今の話は、『算数の話』です。



しかし、仕事でも結構、同じ事をやっています。

◆『お客さんが来なくて、ヒマなんです』

◆『どうすればいいか? 考えているんですが、どうもいい方法が思いつきません』

とおっしゃられるので、「どのように、考えられたか?メモかノートを見せてもらえますか?」お聞きすると

◆『イヤ、頭の中で考えているので、メモはありません』


何か、先ほどの『暗算』と似ていませんか?


折角、時間を使っているのですから、何かに『記録』しておかないともったいないのです。


白紙のノートに『お題』と書いて、気になる『質問』を書くだけでいいんです。

先ほどの『質問』でしたら


◆『1日3名お客さんを増やすには、何をすればいいのか?』と書きます。


たったこれだけで、この『質問』について脳は考え出します。

日頃、思っている事や、経験した事は、バラバラにあります。

それが『質問』になった事で、1つにつながりはじめます。

『何をすればいいのか?・・・・・』

〈例えば〉
◆店頭看板をおこう
◆ポスティングビラを配ろう
◆『お礼ハガキ』か『ご無沙汰ハガキ』を書こう
◆新しい情報を電話で連絡しよう
◆電話でなく、メールを送ろう
◆メルマガを送ろう
◆ブログを書こう
◆ホームページを更新しよう
◆プレスリリースで取材してもらおう
◆客層が同じお店とジョイントして、紹介し合おう

などなど。

実際に、すぐできるものと、なかなかできないものがあると思います。

できるか?できないか?よりも、頭の中で思いついたものを紙に書き出す事が大切です。

実際にやってみると、正直オドロキます。

気にもしなかった言葉が、ドンドン出てきます。

文章にしなくてもいいのです。

箇条書きでも、キーワードでもいいのです。

落書きでもいいです。

イラストを書いてもいいです。

とにかく、思いついたら紙に書き出します。

すると結構、書けたりします。



書き出した中で、例えば『店頭看板を書こう』となったとします。

そうしたら、今度は『どうすればいいのか?』を紙に書きます。

〈例えば〉
◆店頭看板を書くには、どうすればいいのか?

◆『誰に対して』書くのか?
◆『何ができる』と書くのか?
◆『なぜ、おすすめ』と書くのか?
◆『どう動けばいい』と書くのか?

と、ただ『質問』を紙に書きます。

最初は、これだけです。

すると、机の前でなくても『あっ!』と思う時があります。

そうしたら、それを『質問』の下に書いていきます。

こんな感じで、紙に書き出していくだけです。



今までは、どうせ考えても何も出てこないと思っている方が多いと思います。

でも、実際は何も考えず、ただ『考えたつもり』になっていただけです。

書くことで『考えるスイッチ』がパチンと入り『自問自答』が始まります。

これは、生まれながらにして、誰もが備わっている能力だと思っています。

実にシンプルです。

突然、ひらめくときがあります。

中には、信じない方もいるかもしれませんが、だまされたと思って一度試してみてください。

きっと道が開けます。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則