売上げアップしたい時『方法を知る事』と『目標を決める事』どちらが先か? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

ついつい出てしまう社長さんの悩みや口ぐせにこのようなものがあります。

『お客さんが来ない』

『売上げが上がらない』

こんな時、すぐに『方法』を知りたがる社長さんが多くいます。

『どうすればお客さんが来るのか?』

『どうすれば売上げが上がるのか?』

とにかく、すぐに結果が出る方法が知りたい気持ちが強いようです。



知りたいから、本を読んだり、セミナーに参加したり、専門家にアドバイスを受けたりしています。

でも、いくら本を読んでも、いくらセミナーに参加しても、いくらアドバイスを受けても、結果が出ない場合がほとんどです。



それは、なぜか?



『目標』が決まってないからです。

『目指すゴール』がハッキリ決まっていないのに、ただ闇雲に走り回っても、『目指すゴール』に着く可能性は少ないと思います。


『目標を決める』とは、『いつまでに』『どのくらい』『何をするのか』を宣言する事を言います。


『宣言する事』です。


できれば、達成したかどうかがハッキリ分かるように、数値化して宣言します。


〈例えば〉
◆『3カ月後』までに、新規のお客さんを『300人』集めて、『名前とアドレス』を取る。

目標数値は、『金額』よりも『ヒト』。『円』よりも『コト』にする方が、伝わりやすくなります。

『ヒト』や『コト』を目標数値にした場合、その目標数値をお客さんにも伝えることができます。

〈例えば〉
◆『3カ月後までに、150万円達成!』という目標数値は、お客さんに見られたくないと思います。

◆しかし『3カ月後までに、来客数300人達成!』という目標数値なら、見られても全然おかしくない目標になります。

『あと〇〇人で目標達成なんです』とお客さんとお話しすることも可能です。



『目標』が決まれば、現状との『ギャップ』が分かります。

ここで始めて、その『ギャップ』を埋める『方法』を探し出します。



そうすれば、目標達成に対する最適な行動とる事ができます。

〈例えば〉
◆Aの目標 『3年後に、月次客数を1600人にする』

◆Aの現状 『現在の月次客数、800人』

◆Aのギャップ 『月次客数 800人の不足』

◆Aの方法 『そのために、何をすればいいのか?』


◆Bの目標 『1年後に、日本一楽しいコトがあるお店にする』

◆Bの現状 『そこそこ楽しいお店ではある』

◆Bのギャップ 『笑顔が少ない。感謝が少ない。感動が少ない』

◆Bの方法 『そのために、何をすればいいのか?』



このように『目指すゴール』が違っていたら、『方法』も当然変わってきます。

何としてでも達成したいという『想い』も変わってくるものです。

だから、まず『目標を決める』ことが、何よりも大事になります。



しかし、現実は、『ハッキリとした目標』が、なかなか決められないんです。

なぜなら、『目標を決める』には、今の現実とシッカリ向き合わなければなりません。

100%責任を持って行動すると『宣言』する『覚悟』がいります。


できれば、そんな『宣言』や『覚悟』はしたくないと考えます。

だから『目標』を決めずに、『方法』だけを知ろうとするのです。


でも、『方法』を知ったところで、『目標』がないわけですから、少し辛いことがあれば、『この方法は、自分に合っていない』と言い訳をして、すぐにあきらめてしまいます。

結果、先送りします。

結局、何もせず『ただ方法を知っただけ』で終わる事が多いのは、このためです。



こうならないためにも、『目標を決める』習慣を身に着けることが大事なのです。



目標は、中長期のものでなくて、短期のものでも構いません。

〈例えば〉
◆営業会議に参加するのであれば、単に議題に対して、議論するだけでなく、各人それぞれが、事前に会議での『自分の目標を決めて』参加し、アイデアを出し合います。


◆自分の目標が、『この会議が終わった時点で、今月の客数を、あと100人増やす方法を見つける』ということであれば、その事を優先して、集中して『答えとなる方法』を見つけていくのです。


◆こうする事で、『結果に直結した』有意義な営業会議になります。

人は、『目標が決まる』と、無意識にそれに合った方法を探しに行くものです。

まず、『目標を決める』ことから始めてみましょう。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則