店頭看板の事例(クリーニング店の早期衣替え) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

 こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

クリーニング店さんの『早期衣替え』に関する店頭看板の事例を紹介します。

【ご相談内容】

今回は、クリーニング店さんのご相談です。

次のようなお話でした。

あと1カ月もすると暖かい春がやってきます。

例年4月~6月にかけて、『春の衣替え』が始まるんです。

でも、今年は4月に『消費税が8%にアップ』します。

なので、今年は消費税がアップする前の3月に、『早期衣替え』をオススメしたいと思っています。

そのための店頭看板を作りたいのですが、どうすればいいでしょうか?

という内容でした。



【ご相談へのコメント】

『早期の衣替えを促す、店頭看板を作りたい』ということでした。

具体的に『どんなご事情があるのか?』

また、『どんなご提案があるのか?』

これらが分からないので、次の『5つの質問』を書き出してもらうようにお願いしました。

5つの質問で店頭看板の骨格ができる
【質問1】何がしたいでも、『何ができない』誰に、呼び掛けますか?

【質問2】結果『何ができる』どんな特徴のある商品ですか?

【質問3】『なぜできる』できる理由、できない原因は何ですか?

【質問4】理由や特徴を含めた、商品の『ネーミング』は作るとすれば?

【質問5】看板を見たお客さんに『取らせる行動』は電話ですか?入店ですか?



その答えは、次のようなものでした。



【質問1】何がしたいでも、『何ができない』誰に、呼び掛けますか?

◆『消費税がアップする』ことを知っている奥さん

◆駆け込み利用は分かるけど、『まだ早い』と思っている

◆春の衣替えは、ダウンなどのかさばる衣類が多いので、『一度にするのは大変』

◆去年も『早めに出して、その後寒さがぶり返して困った』ことがあった

◆さすがに3月の終わり頃になると、分厚いものや長いものは着れない




【質問2】結果『何ができる』どんな特徴のある商品ですか?

◆もう、着なくなった衣類で占領されている、ハンガーラックがスッキリする

◆少しづつ衣替えすると、買い物ついでにできる

◆汚れたものをキチンとキレイにしておくと、黄バミや虫食いの心配がない

◆これから着る予定の春もののチェックができる

◆早めに衣替えすると、春のオシャレが楽しめる

◆衣替えと一緒に、部屋の模様替えができる




【質問3】『なぜできる』できる理由、できない原因は何ですか?

◆(できない原因)わかっているけど、とにかく面倒くさい

◆(できない原因)きっかけがない

◆(できる理由)『もう、これは着ない』と思うものから、少しづつ衣替えすればラクである

◆(できる理由)どうせ衣替えをするのなら、消費税アップの前がいい

◆(できる理由)お得な特典があるからチャンス




【質問4】理由や特徴を含めた、商品の『ネーミング』は作るとすれば?

◆消費税アップ前の衣替えクリーニング

◆ラクラク早期衣替えクリーニング




【質問5】看板を見たお客さんに『取らせる行動』は電話ですか?入店ですか?

◆自宅から衣類を、お店まで持って来てもらう

◆3月に出す衣類、4月~6月に出す衣類、捨てる衣類に分類してもらう

◆ひどい汚れやシミがある衣類は、事前に電話で相談してもらう

◆シミが取れるかどうか分からない衣類は、出す出さないは別として、現物を持って来てもらう



こんな感じで、それぞれを項目が出て来ました。



これらを元に、『誰に、どんな言葉で呼び掛けますか?』

そのお客さんに向けて、『どんな事をすれば、どんないい事がありますか?』

それは、『なぜ、オススメなのですか?』

最後に、『どうして、今なのですか?』

等々の『流れ』を作くる質問を、さらにお聞きしていきました。



そして、出来たのが下の写真です。


 



タイトルやイラストがよく目立ついい感じの店頭看板ができました。



ポイントは、【質問1】です。

◆『消費税がアップする』

◆『まだ早い』

◆『一度にするのは大変』

◆『早めに出して、その後寒さがぶり返して困った』


これらの『傷み』や『不安』をどのように解消するかがポイントです。


どうでしょうか?

【質問1】さえできれば、後は結構簡単でしょう?

あなたも『5つの質問』に答えて、店頭看板にチャレンジしてみてください。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


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