簡単な5つの質問でできる『店頭看板』の書き方(ひな型) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

店頭看板を書き始めたスタッフさんから、次のような声をよくいただきます。

『書きたい気持ちは、あるんですよ!』

『でも、イザ書こうとすると、何を書いていいのか分からないの?』

『うまく言葉が浮かんでこないです!』

『どんな順番で書いたらいいのか?迷ってしまうんです』

『何とか書いたとしても、何か今一つ、反応が悪いの?』など

迷ったり、悩んだりすることが多いようです。



こんな悩みがある方には、『ある共通点』があります。

それは、白紙の状態からイキナリ書き始めていることです。

熟練しているスタッフさんは、イキナリ書いたりしません。

なぜなら、『書く項目』が揃うまで、書かないからです。



店頭看板には、『骨格となる5つの項目』があります。

今回は、その項目を揃えるための『5つの質問』についてお話をしたいと思います。


その質問が次の5つです。
5つの質問で店頭看板の骨格ができる
【質問1】何がしたいでも、『何ができない』誰に、呼び掛けますか?

【質問2】結果『何ができる』どんな特徴のある商品ですか?

【質問3】『なぜできる』できる理由、できない原因は何ですか?

【質問4】理由や特徴を含めた、商品の『ネーミング』は作るとすれば?

【質問5】看板を見たお客さんに『取らせる行動』は電話ですか?入店ですか?


質問がバクゼンとしてるので、なかなか、すぐには書きにくいかもしれません。

でも、たとえ今すぐ書けなくても、各質問のポイントを意識していると、普段の生活やお店の出来事の中で気付けるようになります。

気付いたことは、紙に書き出します。

文章でもいいですし、箇条書きでも、キーワードだけでもいいので、とにかく書き出す事が重要です。

頭で覚えるのでなく、紙に書き出すのです。

そうすることで頭の中が整理され、また新しい事が浮かんできます。

浮かんで来たらまた書き出します。

この繰り返しです。

この『骨格』を作る事前の作業が、とても大切です。

ここが曖昧だと、曖昧な店頭看板しか書けません。

『骨格』がシッカリしていると、後は『流れ』を作るだけです。

『骨格』を作り、それをベースに言葉やイラストで『流れ』を作っていけば、誰でも簡単に『集客できる店頭看板』を作ることができます。


特に【質問1】が重要です。

集客できるか?どうか?の8割は、この【質問1】で決まります。

日頃から、ここを書き出すクセを付けておきましょう。



なぜ? ここで8割が決まるのか?

お客さんが商品やサービスを必要とする状況は、次の2つで8割を占めるからです。

◆①悩みや不安があって、それを解決できない現実がある。

◆②現状よりもさらに、望みや願いを叶えたい理想がある。


そんな必要性を感じてくれるお客さんに絞り込んで、呼び掛けるから集客できるのです。



では『5つの質問』について、簡単に説明していきます。


【質問1】何がしたいでも、『何ができない』誰に、呼び掛けますか?

→この質問で『ターゲット』の絞り込みをします。

→ターゲットが、将来『どうなりたい』のか?

→でも現状、事情があってそれができない。

→その『できない事情』とは何か?

→『誰に』とは、目の前にいるお母さんやお父さん、ビジネスマンさんや〇〇代の女性など、呼び掛けたい相手です。

→一番イメージがわきやすいのは、自分で自分に呼び掛けるのです。

→自分が困っている事を、書き出せばいいだけです。



【質問2】結果『何ができる』どんな特徴のある商品ですか?

→質問1で絞り込んだターゲットには、現状の『できない事情』と将来の『なりたい姿』にズレがあります。

→このズレを商品を使う事で、結果、『どんないい事ができるのか?』を書いていきます。

→どんな効果があるのか? どんな利益があるのか? どんなベネフィットがあるのか?

→できれば使用中の効果と使用後の効果、両方の効果があれば伝えやすくなります。

→絞り込んだ『ターゲット』と『いい事』を一致させるところがポイントです。

→『どんな特徴』とは、機能や品質のなかで、どんな独自の内容があるかを書いていきます。



【質問3】『なぜできる』できる理由、できない原因は何ですか?

→質問2の『いい事』が、『なぜできるのか?』こんなハッキリした根拠があります。という理由を書いていきます。

→こんな『できない原因』があって、それを解決するから『できるようになる』という理由でもいいと思います。

→また『なぜ、しているのか?』という『想い』や『こんな動機があったから』でもいいです。

→さらに『なぜ、こんな事が言えるのか?』と『裏付け』となる声や実績事例などがあれば書いてください。



【質問4】理由や特徴を含めた、商品の『ネーミング』を作るとすれば?

→『ネーミング』は大切です。同じ商品でもネーミングをつけるだけで、違う商品に生まれ変わります。理由や特徴を含めた名前を考えてください。

→特にターゲットを絞り込んだ場合は、『ネーミング』を付けるだけで、自分だけの商品と感じてもらえる効果があります。

→また、単品だけでなく、何かと何かを組み合わせて『セットで、このネーミング』にすると、お客さんが納得して、高単価で買ってもらえます。




【質問5】看板を見たお客さんに『取らせる行動』は電話ですか?入店ですか?

→ターゲットに行動してもらわないと、始まりません。

→その最初の一歩をどう行動してもらうのかが、とても重要です。

→できれば、その行動を取ってもらうには、『どんな言葉を添えると行動しやすくなるのか?』も書いてください。



こんな感じです。

すぐに書き出せない質問もあると思います。

最初は、書き出せるところだけでいいので、とにかく紙に書いてみてください。

5つの質問のポイントを意識する事が大切です。



ポイントを一言で言うとこうなります。

【質問1】何ができない?

【質問2】何ができる?

【質問3】なぜできる?

【質問4】ネーミングは?

【質問5】取らせる行動は?



この5つの質問で『骨格』を作ります。

『骨格』ができると、次は『流れ』です。


『5つの質問』からできる『骨格』と『流れ』は、下の図のようになります。


 


店頭看板の書き方は、いろいろあります。

これは、1つの考え方です。



今回の『5つの質問で店頭看板の骨格ができる』がきっかけで、店頭看板をチャレンジされることを願っています。

あなたの『売る力』が、ぐ~んとアップすることを保証します。

まずは、5つの質問に答えて、骨格を作り、A4用紙に鉛筆で『ラフ案』を書きましょう。

そして、『店頭看板』に仕上げて行きましょう。

最初から100点を求めていると書けませんし、続きません。

最初は、60点でいいので『数をこなす』ことを意識してください。

そのうち60点が70点、80点になっていきます。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則