薬局店さんの『滋養強壮剤』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板】

【コメント】
人は、何らかの刺激がないと自覚しません。
自覚しないので、何も考えないし、行動もしません。
よくお医者さんは、『自覚症状がない病気は怖い』と言います。
『自覚症状』という刺激がないから、たいした痛みがないから、何も考えないのです。
『なんとなく変』と感じていながらも、問題に気付かないものです。
しかも、『なんとなく変』と感じてもすぐ忘れてしまいます。
結果、何も行動しないまま、気付いた時は手遅れになる場合が多いのです。
実に、怖い話です。
なので、そうならないためにも、『自覚症状』がない人に、刺激を与えなければいけないのです。
そんな刺激を与える役割の一つが、店頭看板での『呼び掛け』です。
今回の薬局店さんの店頭看板がそれです。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【上段部分】
>朝起きた時
>全身がだるい
>何をするのもおっくう
→困っている症状を短い言葉で、ズバリ言っているのでこれでも悪くありません。
→省略せず、表現しますと
〈例えば〉
◆最近、こんな症状を感じたことありませんか?
◆朝起きた時、全身がだるい
◆何をするのも、おっくうだ
◆元気がなく、疲れが取れにくい
→『感じたことありませんか?』と省略せずあえて呼び掛けます。
→呼び掛けられると、『そういえば、そうかも』と同じ症状がある場合は気付きやすくなります。
【中段部分】
>若甦錠
>おためしください
>(1カ月分 3780円)
→ちょっと強引に『商品名』『おためしください』『1カ月分の料金』で、一気にクロージングしています。
→ここは、この薬を飲むと、こうなります。
→こんな理由で、おすすめしています。
→『何をする』だけで『何ができる』それは『なぜできるのか』という流れを作る方が、理解されやすいと思います。
〈例えば〉
◆そんな時は、『若甦錠』(1カ月 3780円)
◆病気になりにくい身体を作ります
◆薬用人参の中でも一番薬効の強い6年根の主根や、無臭ニンニク、ロイヤルゼリーなどがバランスよく配合されています
【下段部分】
→『おためしください』何ですが、何か刺激ある言葉が欲しいです。
〈例えば〉
◆今まで何を飲んでも効かなかった方は
◆ぜひお試しください
店頭看板の事例
(薬局店の滋養強壮剤)
(薬局店の滋養強壮剤)
最近、こんな症状を感じたことありませんか?
◆朝起きた時、全身がだるい
◆何をするのも、おっくうだ
◆元気がなく、疲れが取れにくい
そんな時は、『若甦錠』(1カ月 3780円)
◆病気になりにくい身体を作ります
◆薬用人参の中でも一番薬効の強い6年根の主根や、無臭ニンニク、ロイヤルゼリーなどがバランスよく配合されています
今まで何を飲んでも効かなかった方は
ぜひお試しください
◆朝起きた時、全身がだるい
◆何をするのも、おっくうだ
◆元気がなく、疲れが取れにくい
そんな時は、『若甦錠』(1カ月 3780円)
◆病気になりにくい身体を作ります
◆薬用人参の中でも一番薬効の強い6年根の主根や、無臭ニンニク、ロイヤルゼリーなどがバランスよく配合されています
今まで何を飲んでも効かなかった方は
ぜひお試しください
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
今回のポイントは、店頭看板で雨の日も、暑い日も、ず~と『呼び掛け』続けていることです。
店頭看板は、文句一つ言いません。
一生懸命、お客さんを刺激し続けてくれます。
自覚症状のないお客さんが、『もし、このまま何もしなかったら、どうなりますか?』
『手遅れになったら、ご家族はどんな事で困りますか?』
『気付いてください。お願いします。』という『想い』が伝わる看板のように思います。
お客さんへのお役立ちは、刺激を与える『呼び掛け』から始まります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則
なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?