あなたは先生として働いているときに、他の先生と自分を比べて、無力感を痛感するときはない?
例えば、「自分より高学歴で、自分よりベテランの先生の方が、生徒にとって自分よりいい先生なんじゃないのか」と。
女性講師だったら、「男性講師のほうがいいのでは…」と感じ、「自分が担当じゃない方がいいんじゃないのか…」と思うときがあるようだ。
ただの思い込みだが、覆すのは難しい?
学歴や年齢や性別などは、人と比較しやすく、劣等感を抱きやすい。
例えば、「学歴があるから○○だ、ないから○○だ」というのは、常識という名の「思い込み」から発せられることがある。
思い込みといっても、個人の勝手な思い込みではなく、集団がもつ常識に基づく思い込みなので、当たり前のように、受け入れてしまうのも無理はない。
この思考は危険。
だが、当たり前すぎて、危険性に気付きづらい。
幸福感にも影響する。
人と比較癖のある人は不幸になるそうだ。
成功より努力を伝えるほうが伝わる?
例えば、それぞれこんな考え方ができる。
高学歴の先生は志望校合格するために、血のにじむような努力をしてきた。
その努力の過程では、成功の考え方や行動習慣が手に入る。
そういう意味では年の近い受験経験者からの成功体験談は、彼らからしか聞けない貴重なもの。
まさに今年受験を控えている生徒には強烈に心に響き、行動が加速するかもしれない。
一方で、偏差値の高い大学を受験する学力はあったのに、残念ながら、不合格になってしまい、学歴を手に入れらなかった。
しかしながら、本人が不合格の理由を自覚できている場合、その原因と対策を生徒に教えられるので、同じ失敗を防ぐ指導ができる(私はこのケース)。
勉強が苦手な子や劣等感を抱いている生徒には強烈に心に響き、行動が加速するかもしれない。
こんな風に学歴のなさを武器にするという考え方ができる。
つまり、高学歴の先生は自信をもってそれを武器にすればいいし、学歴のない先生は人間性や指導力を磨き、それらで勝負すればいい。
それだけの話。
事実として、私のように高学歴ではなくても、学歴だけで先生を選ばない保護者は大勢いる。
学歴がない先生が選ばれないということは決してない。
先生の指導暦は長いほうがいいのか?
先生の指導暦や塾の運営年数は長いに越したことはないと思う方は多いと思うが、本当にそうだと思う?
何事においてもそだが、何年生きたか、何年経験(運営)したか、というのは「ただの事実」。
分かりやすくするために、大袈裟な例を挙げると、
冬にしかできないスノーボードを10年続けていれば、年2回しか行っていなくても「スノーボード暦10年」と言える。
10年という数字で考えると、経験豊富に思える。
しかし実際は20回しか、スノーボードをしていないことになる。
教育業界の話に当てはめると、
先生暦1年 労働時間は週1回1日2時間・・・1年間で104時間
という人と、
先生暦2ヶ月 労働時間は週3回1日5時間・・・2ヶ月で120時間
という人を比べた場合、単純に「暦」だけで判断することはできない。
後者の方がより多くの時間を費やしているし、時間の密度が濃いことで、成長が多い傾向にあると考えることもできる。
「時間の長さと密度はイコールではない
私が伝えたいことは、 「時間の長さと密度はイコールではない」ということ。
誤解のないようにお伝えしておくと、経験を否定しているのではない。
自分より年上というだけで「人生経験や仕事経験が私より長い・多い」、それは事実。
ただ・・・
・経験があっても、経験にあぐらをかき、努力をしない先生
・口では大きなことを言っているのに、行動が伴ってない先生
こういう方が一定数いるのも事実なので、このようになってはいけないなと常に思っている。
私より経験があっても年上でも、残念だと思う先生もいる一方、私より経験がなくても年下でも、尊敬できる先生もたくさんいる。
強みは生かす、弱みは隠す
あなたの強みは何?
私の強みは
・合理的
・向上心が高い
・アドリブに強い
・頭の回転が早い
・相手の心理をつかむのが上手い
など(自分でいうのも恥ずかしいが)。
自分の強みを最大限生かし、自分の弱みや足りない点が目立たないような塾のシステムにした。
そうすることで、関わる人全員が幸せになる。
あなたのことは、あなたに合う家庭がきっと選ぶ
・先生の指導暦は長いほうがいいのか?
一方で先生に対する評価は、先生の指導暦という「事実」だけではなく、その人の「人間性や実力や実績や教育方針、周囲からの評価」なども考慮して、総合的に判断される保護者の方もたくさんいる。
気にしても仕方がない。
あなたのことは、あなたに合う家庭がきっと選ぶ。
口だけで行動に移さない人がほとんど。
我々はそれをよく分かっているから、現状におごらず、いつまでも自己研鑽し続ける。
だから圧倒的な差がつく。
あなたという先生が塾の一番の広告になるよう、ともに最高に輝く先生を目指そう!
今日もブログをお読みいただきありがとうございました。
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