人生の夏至 | 縁切り日記

縁切り日記

都内在住、元夜の世界の住人、現在はアタオカ発達障害、仕事ができなくても、コミュ障でも運だけでなんとか生きているメンヘラ子なし兼業主婦

もう15年程前になる

 

ある6月の夜

 

某場末のスナックの送りの車の中でオーナーが言った

 

「ailureちゃん、今日は何の日か知ってるかい?」

 

今日?6月は祝日はないよね・・・・何かの日だっけ?

 

「今日はね夏至なんだよ、昼が1年で一番長い日なんだ」

 

ああそうだ今日は6月21日・・・・・・昼が一番長い日

 

この時私の人生で昼が一番長い日っていつなんだろう?と思った

 

「昼」って季節だと「夏」のイメージ

 

一番活動的な時期

 

この時はまだわからなかったけど、「夜の世界」の中では、この時の店が私にとっての「夏至」だった

 

週一しか出勤しなかったけど、なぜかものすごく人気があり、うるさい事も言われず、いろいろ楽しい思いをさせてもらった

 

でも最後の半年は夜の世界の愛憎劇やら濁流に飲まれかけた

 

心を病んでいる攻撃的な同僚が入店し、横暴の限りを尽くし、私も含め数名が攻撃された

 

私は大口の客に逆恨みされ、夜中に恐ろしいメールを送り付けられた

 

「俺を裏切る気か・・・・・・・・・・」

 

この時は帰りの駅のホームで殺されるかと思った

 

そして夏至から1年半後に、この場末店を解雇になった・・・・・が

 

その月の末に昼の世界の夏至に入るとは、その時は少しも思わなかった

 

人の運命は予期できない

 

大口客から身を隠した某コンビニ

 

ここで終電発車間際まで隠れていた

 

まだ存在していた