震災を思い出す品物  3/16 追記あり | 縁切り日記

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都内在住、元夜の世界の住人、現在はアタオカ発達障害、仕事ができなくても、コミュ障でも運だけでなんとか生きているメンヘラ子なし兼業主婦

先日切手が必要なので郵便局に行き、小銭入れを出して支払おうとしたら

 

「すごいですね~・・・・・・」

 

アラサーぐらいの郵便局員女性が驚いていた。

 

私はもう10年以上小銭は財布に入れず、小銭入れに入れている。

小銭と札は一緒にしない方がスッキリするし、レール式なのでどの硬貨が何枚あるか明白なので(1円と5円は混ざっているけど)所持金を把握しやすいのだ。

以前ブルガリ銀座店に行った時もスタッフに

 

「素晴らしい物をお持ちですね、この細かい細工は日本の職人ならではですね」

 

ブルガリの品をいつも見ているスタッフが感歎するほどの高級品ではないのは明白だから、リップサービスなのはわかるけど、悪い気はしない。

 

この小銭入れは通販で購入して、2011年3月11日に受け取った。

 

そう東日本大震災の日に。

 

私はその日は休日で、宅配便で小銭入れを受けとった後に出かけた。

 

隣の駅まで徒歩で行き、駅前で買い物をしてまた徒歩で帰宅している途中、周囲の様子がおかしくなった。

 

私は住宅街横の公園の横を歩いていたけど、あれ?電線が揺れてる・・・・?

 

道もなんとなく揺れてる・・・・?

 

周囲の通行人達も気づいたようで、脇にある金網につかまったりした。

 

揺れがおさまると、住宅から男性が飛び出してきて

 

「震源地は東北だってよ!!!」

 

え?震源地・・・・?

 

通行人達は今の揺れは東北で地震が起きたのか?と口々に言いだした。

 

そして皆何事もなかったように去っていった。

 

この時は通行人の中に事の重大さに気づいていた人は誰もいなかったろう。

 

私もその一人。自宅に着くまでの15分程の間に徐々にわかってきた・・・・・。

 

今でもこの小銭入れを見るとその時の事を思い出す。

 

なんとなく続く

 

2024/3/16 追記 

 

やはり続かない

 

一言だけ

 

この小銭入れは壊れるまで使う

 

ただそれだけ