疑いながらも、約束の時間ほぼちょうどに待ち合わせ場所に着いた。
天パー野郎はいない。
営業だから早く来るとドヤっていたが、いない。連絡もない。
電話をしてみたが、またもや出て即座に「ただいま電話に出ることができません」アナウンスを流された。
やっぱ計画的なすっぽかしか。
いいや、一人でどこかで食事して時間を潰して出勤するか。
予測はしていたので、見切りを付けるまで1分もしない。
これがまともなお客なら、何かあったのかと待つけど、天パーはわざとだろうから、待つだけ無駄。
その場を離れかけると、携帯が鳴った。
天パー客からだ。
遅刻?ドタキャン?
「クッ、クッ、ククク・・・・ごめん、急な仕事で今山にいるんだ、ククッ、山道を歩いているんだよ、急でさ・・・・クク・・・・、今日はいけないんだ、クッククク・・・・埋め合わせはするよ、ククク・・・ごめんね、ククッククッ・・・・」
笑いを堪えながら話している。
というか、なぜ山にいると?
多分、私が見えるすぐ近くのどこかにいて、どこまで待つか見物しようとしたけど、即座に帰ろうとしたのが見えたから電話をかけてきたのだろうな。
※ちなみにこの店の周辺に山などない。一番近くの山でも電車で二時間ぐらい?
「ええまたそのうち」
見え見えなので、文句を言う気にもならない、もちろん濃い営業をする気にもならなかった。
その日、勤務を終えた帰りに、駅への道を歩きがてら天パーに電話してみた。
もちろん出ないので、留守電に吹き込んでみた。
「全部わかっていますから、二度と私に連絡をしてこないでください」
天パーは私の携帯にも、店の固定電話にも連絡をよこす事はなかった。
天パーと出会った店の客は他に二人、何度か来店してくれていて、片方によると天パーは時々来店しているらしい。
相変わらず一人で やはりな
顔見知りだけど、話をするような仲ではないので、私の事を何か言っているかは不明。
数年後・・・・・店は閉店していた。
天パーは今50代になったかな・・・・。
私の記憶違いでなければ、練○区在住。
見合いでもして結婚したかなあ?
あの性格では、無理な気もするが・・・・。
当時○馬区在住の、身長168センチ、天パーのT田
風や水の女にフラれたからってつまんない嫌がらせして喜ぶジジイになってないだろうな~?
オヤジの会社潰してないだろうな~?
もし生まれ変わりがあるなら、○○○○で生まれてこいよ~~~~