どうも、ふぃくしょんAIです。
毎日暑くて嫌になりますね。
こんな暑い日には怖い話をおすすめします。
背筋から冷えていく感覚は、物価高騰と電気代高騰の今こそ高パフォーマンスな節約なのではないでしょうか？
どうぞ部屋を薄暗くして、エアコンの温度を少しだけ上げ、アイスの変わりに水を飲みつつお読みください。
そうすれば、あなたの背後に冷たい何かが訪れるかもしれません。
ちなみに私は怖い話が超苦手です…
※この記事にはホラー要素が含まれます、苦手な人はご注意ください。
私は高校生の時、友人のAとBと一緒に廃墟探検に行ったことがある。Aは廃墟マニアで、ネットで調べたら近くにあるという古い病院の跡地に興味を持っていた。BはAの幼なじみで、私はAと同じクラスだった。私は廃墟にはあまり興味がなかったが、Aに誘われてついて行くことにした。
その日は土曜日の午後、私たちは自転車で病院の跡地に向かった。途中でAは地図を見ながら、「この病院は昔、精神病院だったらしいんだ。火事で焼け落ちてからは誰も近寄らない場所になってる」と言った。Bは「そんなところに行くのやめようよ。危ないし気味悪いし」と言ったが、Aは「大丈夫だって。面白そうじゃないか」と言って聞かなかった。
やがて私たちは病院の跡地に着いた。そこは森の中にひっそりと佇む、半壊した建物だった。入り口には「立ち入り禁止」と書かれた看板があったが、Aはそれを無視して中に入って行った。私とBは仕方なく後を追った。
中は想像以上に荒れ果てていた。天井や壁が崩れて、床にはガラスや木片が散らばっていた。廊下には空っぽのベッドや車椅子が放置されていた。部屋に入ると、ホコリまみれの机や棚、カーテンが目に入った。Aはカメラを持って写真を撮りまくっていたが、私とBはただ不気味さに震えていた。
しばらく歩いていると、Aは「あ、ここだ」と言って一つの部屋に入った。私とBもついて行くと、そこは手術室のようだった。中央には手術台があり、周りには器具や薬品が置かれていた。壁には血のようなものが付着していた。
「ここが一番怖いらしいよ」とAは言った。「どうして？」とBが聞くと、「この手術台で何人もの患者が殺されたんだって。医者が実験台にして、無理やり手術したり注射したりしたんだって」とAは言った。「それ本当？」と私が聞くと、「ネットで見たんだから本当だよ」とAは言った。
「じゃあさ、この手術台に寝てみる？」とAは言って、手術台に上がろうとした。「やめろよ！」とBが叫んだ。「何で？」とAが聞くと、「危ないし汚いし呪われるし」とBが言った。「大げさだよ」とAは言って、手術台に寝そべった。
するとその瞬間、突然電気が消えた。真っ暗になった部屋で、私とBは悲鳴を上げた。Aも「うわっ！」と言って飛び起きた。私は慌てて懐中電灯を取り出した。Bも同じようにした。しかし、Aの姿が見えなかった。
「A！A！どこにいるの？」と私が呼んだ。「A！返事してよ！」とBも呼んだ。しかし、Aの声は聞こえなかった。私とBは手をつないで、部屋から出ようとした。しかし、出口が見つからなかった。どこを探しても壁しかなかった。
「どうなってるの？ここ！」とBが泣き出した。「わからないよ…」と私も言った。私たちは必死に壁を叩いたり蹴ったりしたが、壁はびくともしなかった。まるで私たちを閉じ込めるように、部屋は変わっていた。
その時、私は懐中電灯の光で、手術台の上に何かがあるのに気づいた。それは人間の形をしていたが、皮膚や髪や目がなく、赤い液体にまみれた肉塊だった。それはゆっくりと動き始めて、私たちに向かって手を伸ばした。
「あ…あれは…」と私が言った。「A…？」とBが言った。
その瞬間、部屋にはAの声が響いた。
「助けて…助けて…」
確かめようと踏み出した私の顔に、数滴の水がかかった気がした。
隣から漂ってきた濃い鉄の匂いに、私は意識を失った。
終わり
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