(赤ちゃんの頃のマロン 500gくらい?)
人とわんこのホームセラピスト
emilyです。
まだ私が、新米飼い主だった頃
8年くらい前にお世話になった
ものすごく怖いドッグトレーナーの方がいました。
マロンの弟として、
仔犬のルパンを迎えて、パピートレーニングをお願いしたのが
その女性トレーナーでした。
その方は、眼光鋭くという表現がぴったりの
目ヂカラがものすごく強い方。
ちらっと見られるだけで、
震え上がりそうだった(笑)
飼い主にはとても怖く見えたのに、
わんこ達にはとても優しくて、
怒られるのはいつも飼い主のわたし💦
もちろん、怒られること満載の
ダメダメ飼い主だったので
毎回ビクビクしてた私。
そんなんだから、
課題を出されてもうまくできなくて、
犬たちは褒められるのに、
わたしはダメ出しばかりで
結局、トレーニングは続かなかったのですが。
そんな怖いトレーナーさんに、
とても大切なことを学んだのです。
それは、犬ごはんの大切さ。
その頃の私は、
犬には、ドッグフードでしょって
なんの疑問も持たずに
ただただ、
オーガニックフードやら、
素材にばかりこだわって、
いろんなフードを探していました。
食の細かったマロンは、
はじめは、喜んで食べてくれるのに
1袋食べきる前に、もう食べなくなってしまい
いつも、お皿の中には
食べ残したフードが残ってたのです。
まさにフードジプシー
それを見た、トレーナーさんが
本当に、本当に強い口調で
あーあーマロン可哀想に。
こんなご飯じゃ、美味しくないよね。
食べたくないよね。
だって美味しくないもんね。
マロン、ちょっとこれ食べてみな!
そう言って、手作りクッキーを
食べさせてくれました。
いつもは知らん顔のマロンも、
そのクッキーを見るや、
すごい勢いで食いついて、
もっともっと!と尻尾をふりちぎってる。
えーっ!
マロン、そんな顔するのー?
マロンは、食べることに興味なくて
食が細くてご飯を食べないと思っていたのに
そうではなかったらしいと
その時、初めて気づいたのです。
トレーナーさんは、私にこう言いました。
ねーねー、おかあさん
(この、ねーねーが超怖い!!)
家の中にしか世界がないこの子たちはさ、
生きる楽しみの半分が食べること
あとの半分くらいが、
お散歩とか遊びなんだよねー
その中の半分の楽しみがさー
お皿に、カラカラって出される
毎日同じカリカリじゃさー
全然嬉しくも、楽しくもないじゃんねー
お母さんさー、
マロンの楽しみを
半分奪ってるんだよ。
もうちょっとさー、
ご飯の楽しみあげようよー
かなりの衝撃だったけど、
全く反論できず・・
ただただ、
ごめんねマロン…
そう思ったのを
今でもはっきり覚えてます。
トレーナーさんは、
怖いだけではなく(笑)
手作りご飯って、こんな感じとか
手作りおやつの作り方を
教えてくれたり。
わたしの手作りご飯のきっかけを
作ってくれましたが。
あまりの怖さに、
トレーニングが続かず→私が
トレーナーさんも、
お仕事を辞められてしまったので
トレーニングの成果はあまりなく終わりました、
でも、
あのトレーナーさんの厳しい言葉がなかったら、
今でもわたしは
フードジプシーをしていたかもしれません。
10年近く前は、
手作りご飯を教えてくれる人は見つからず、
本を探したり、
誰かの真似をしたりと
大変でした。
獣医さんも、
犬は、ドックフードでしょ!という方が
ほとんどだったしね。
それでも、
マロンの美味しそうに食べる姿を見ると、
わからないがらも、
手作りご飯を続けてこれたんだよね。
あきらめなかったから、
前記事 人生最後のご馳走はなんですか?にも書いたように、
マロンにとっての、
最後のご馳走に繋がったんだね。
マロンが、なんでも食べて
元気いっぱいの子だったら
こんなた悩んだり、
ご飯にこだわることもなかったと思う。
ある方に、こんな事を言われたことがあります。
マロンちゃんは、
弱い身体で生まれてきたことで
高橋さんは、たくさんの学びがありましたね
本当にそう思います。
マロンには、いつも感謝しています。
そして、
大切なマロンに、
美味しいご飯を食べるきっかけを与えてくれた
私には、ものすごく怖かったけど
犬には、とても優しいトレーナーさんにも
とても感謝しています。
私も、わんこ達に
美味しいご飯を食べるきっかけを
与えらるような存在になりたいと思ってます。
ちょうど今、
はじめてわんこを迎える人に向けての
セミナーテキストを作っています。
まさに、この時の自分に向けて
ご飯のこと
ワクチンのこと
病院選びのこと
トレーニングのこと・・・
書いています。
よし、スパルタでいこうー♫
emily