2020年5月5日の子どもの日に、私もメンバーになっている「弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会」主催のFacebookライブによるオンラインイベント、

 

公開座談会『新型コロナと学童保育カラ学童保育の「アフターコロナ」を考える』

 

を開催しました。この公開座談会の際にも法教育と学童保育の親和性について、少し触れさせていただきました。

 

今回!2021年3月19日(金)に、再び「弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会」主催で、法教育と学童保育をテーマに語るオンラインイベントを開催することになりました!題して、

 

学童保育から見る「教育×福祉」 vol.1 法教育と学童保育

 

昨年5月5日の座談会にも登壇した、「弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会」のメンバーで元学童保育指導員のソーシャルワーカー(時々弁護士)の安井飛鳥さん、私、鈴木愛子の他、「こども六法すごろく」やなかよしで連載中の「まんがこども六法 開廷!こども裁判」の監修者である飯田亮真さんをパネリストに(飯田亮真さんが弁護士ドットコムから取材を受けた際の記事はこちら→『こども六法』漫画化「なぜやっちゃダメか、背景まで迫りたい」、監修の飯田亮真弁護士が語る「法教育」)、大阪弁護士会子どもの権利委員会所属で子ども現場の後方支援をライフワークにされている大畑亮祐さんを司会に、grapeで保育に関する連載コラム、【きしもとたかひろ連載コラム】の執筆もされている現場の放課後児童支援員のきしもとたかひろ氏をコメンテーターに開催します。

 

法教育と学童保育の視点から、法教育の目的と良質な学童保育実践により実現できる子どもの育ち。子どもの意見表明支援。遊びを通じた法教育の可能性等について語っていきたいと思っています。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

【学童保育から見る「教育×福祉」vol.1 法教育と学童保育・イベント告知文】

2018年9月14日に公表された、新・放課後子ども総合プランは、放課後児童クラブ(学童保育)は、単なる預かりの場ではなく、異年齢児童等との交わり等を通じた社会性の習得、発達段階に応じた主体的な遊びや生活ができる「遊びの場」「生活の場」であること、子どもの主体性を尊重し、子どもの健全な育成を図る役割を負っていることを指摘しています。

 

また、放課後児童クラブ運営指針には、放課後児童クラブ(学童保育)の社会的責任として、「放課後児童クラブは、子どもの人権に十分に配慮するとともに、子ども一人ひとりの人格を尊重して育成支援を行い、子どもに影響のある事柄に関して子どもが意見を述べ、参加することを保障する」ことが掲げられています。

 

学童保育は、放課後児童健全育成事業として児童福祉法上法制化される以前から、多様な異年齢の子ども達が遊び生活し、時に衝突する中で、指導員の支援を受けながら、自治的に子ども間のもめ事を解決したり、子ども主体の会議により遊びや生活のルールを決めていく「会議と自治の文化」「生活づくり」の文化が培われてきた場です。

 

そのような学童保育実践は、実は、法教育(個人を尊重する自由で公正な民主主義社会の担い手として、法や司法制度の基礎にある考え方を理解してもらい、法的なものの見方や考え方を身につけてもらうための教育。)と非常に親和性のあるものではないか。学童保育実践と法教育との交流は、学童保育と法教育、両者の発展のために意義があるものではないかという視点から、学童保育や法教育に関わる弁護士を中心にしたオンラインイベント、「学童保育から見る「教育×福祉」 vol.1 法教育と学童保育」を企画しました。

 

今回の企画では、弁護士として、あるいはソーシャルワーカーとして学童保育と法教育に関わってきたパネリスト(鈴木愛子、安井飛鳥)からの報告及び弁護士として遊びを通じた法教育実践に取り組んできたパネリスト(飯田亮真)による報告の後、現場の放課後児童支援員のきしもとたかひろ氏、司会の大畑亮祐弁護士も交え、法教育と学童保育をテーマにディスカッションする予定です。

日時:3月19日(金)20:30〜22:00 (※進行状況によって延長の可能性有)
場所:オンライン(配信用URLを後日案内します)
形式:オンライントークセッション
参加費:無料

 

司会:
大畑亮祐@大阪 (弁護士法人みお綜合法律事務所 弁護士 子ども現場の後方支援がライフワーク)

 

パネリスト:
鈴木愛子@名古屋 報告:学童保育での法教育「的」実践と放課後児童支援員向け「法教育研修」について
(鈴木法律事務所 弁護士、社会福祉士、放課後児童支援員)
安井飛鳥@千葉 報告:学童保育における子どものアドボカシー実践
(弁護士法人ソーシャルワーカーズ副代表 元学童保育指導員、社会福祉士、精神保健福祉士、弁護士)
飯田亮真@大阪 報告:遊びを通じた法教育 ~まんがやすごろくを通じた法教育の可能性と課題~
(アレグロ法律事務所 代表弁護士 『まんが こども六法 開廷!こども裁判』『こども六法すごろく』監修者」)

 

コメンテーター:
きしもとたかひろ(放課後児童支援員)

 

※参加者の方はトークセッションの視聴中、コメント等の形で適宜質問・意見をして頂く形での参加となります。