合気道競技と他のスポーツ

合気道を習得しようとする際に柔道、剣道の経験者は術理の共通点から有利であると言われます。

合気道は柔道と成り立ちと歴史からして兄弟みたいなものですが、合気道競技の選手としては重心を奪わせない（崩れない）バランスの良さに加えて、合気道は伸筋、柔道は屈筋を主に使いますが相手を崩す感覚が役立っているように思います

また、合気道の技は剣術の理合が柔術に融合したものであるから剣道をやっていた者が合気道をやると上手くなるのが早いとも言われます。

合気道競技のルールでは特に短刀突きに関して有利です。

合気道競技の短刀突きも剣道の理合ですが、伝統空手をやっていた者も遠い間合から速い突きを出せるので剣道以上に有利かも知れません


レスリングを筆頭に他の格闘技も柔道と剣道に準じた意味で役にたつと思います。


格闘技以外のスポーツ経験者についてはバスケットボールなど体さばき等の技術的にも役立つ部分がありそうですが、特に運動能力と体力面で有利になっています。

野球のようにメジャーな競技で活躍した者は格闘技をやっても上達が早いです。

極真空手の大山倍達総裁も王と長嶋が空手をやっていたら恐ろしく強くなっていたであろうと記されています


合気道競技の選手が他のスポーツ経験を生かすことは素晴らしいですが、他の格闘技やスポーツを本格的にやったことがなくても活躍できるように選手の体力面と技術面双方の向上を目指していきたいと思います