毎年、全国11の地域で開催される大規模なこども将棋大会として「テーブルマークこども大会」があります。私は将棋普及指導員であることもあり、毎年8月下旬ごろに参加を促すポスター・チラシが送られてきます。私の地元である愛知県大府市の近隣での開催としては東海大会があり、例年は名古屋のポートメッセ名古屋という展示会場で10月~11月上旬ごろ開催なので、大会の参加申し込みのタイミングとしてちょうどよい時期に広報活動ができるようにとの意図だったと思います。

 

ところが今年2024年については、はいつもよりかなり早く、参加を促すポスターとチラシ50枚が自宅に届きました。

 

 

みると『「テーブルマークこども大会」動員強化活動へのご協力のお願い』と題する文書が同封されています。なぜ*動員強化*が必要なのかの説明は書かれておらず、小学生以下の子供たちとその保護者への配布協力のお願いという内容になっています。

 

これは私の憶測ですが、やはり将棋日本シリーズ総合事務局は、コロナ対策禍を境にこども大会の参加者数が激減してしまったことを把握しており、危機感を感じているのでしょう。コロナ対策禍前の大会参加者数データが大会Webページからは閲覧できなくなったために、その不都合な事実は見えにくくなっており、今回のお願い文書でもその点には触れられていない点は、以前から主催者発表の参加者数の推移を見てきた私からすると、なんとももどかしく感じられます。これではチラシ配布をお願いされた他の指導員さんにも危機感が伝わりにくいのではないでしょうか。

 

いちど大会に参加した小学生には翌年も案内連絡がいくので、おおぶ将棋クラブの小学生にはほぼ周知されており、これらのチラシは将棋クラブに在籍していない子どもとその保護者に届けられないと「動員強化」にはならず、なかなかの難題です。チラシを受け取ったものの、誰にどうやって配ったらよいか困っている方も多いのではないかと思います。

 

せっかく届いた広報チラシなので、市内の子どもたちにどうやって届けるか考えてみることにします。