ヒロトの1学期の成績 最悪でした
学校にお呼ばれしました
ヒロトの高校は 夏休み明けに 英国数の宿題テストがありまして
その得点が2学期の成績に加算されます
そのテストで頑張って 2学期の成績を少しでもあげたい
ということで あいっぴぃに15時間 数学の特訓をしてもらいました
バイト代払ってね
「どうだったヒロトわかった
」ビクビクしながらきいてみると
あいっぴぃ談
「う~ん ヒロトは これでよし!のハードルが低いんだよね~
そんなんで テスト受けるの怖くないのかなって思うよ
武器を持たずに戦場に突っ込んでいくカンジ」
「でも こっちのやり方押し付けたら ヒロト勉強自体やめちゃいそうだからさ~ とりあえず公式だけは覚えさせたから~ まあ武器は持ってないけど 防具は付けさせたから」
で わたしは古典のワークをチェックしたのだが
「まあさ オレもさ こうみえて 日本人だからさ
古典はニュアンスで分かるんだよね」と ヒロト君
問1 棒線部分の主語はだれか 記号で答えなさい
古典ってさ 主語をはっきり書かない文があるじゃない
文脈や 敬語とかで 判断するやつよ
「はいはい これは なかみや様だな」
なかみや… … 「いやそれ 中宮様(ちゅうぐうさま)な」
そして それちがうから
「えっ じゃあ あまくん」
あまくん… … 「いやそれ 尼君(あまぎみ)な」
そしてそれ ちがうから
あいっぴぃ あなたの弟は 防具も脱ぎ捨てた模様