母子で夕飯を食べているとき
あいっぴぃ「そうだ~○○ちゃんが ヒロトは責任感があるって
すっごいほめてたよ~ 顧問の先生もほめてるって」
○○ちゃんはヒロトの所属する書道部の部長であいっぴぃのクラスメイト
あいっぴぃ「男子はだれも部活に来なくなったのにヒロトだけは欠かさず
参加してがんばってるって 信頼を築くのは大変だけど
なくすのは一瞬よ~ 引き続きがんばりたまえ」
は ちょっと待って お母さん話についていけてない
書道部の男子 誰も部活に出てないの
「母さん(平泉成のものまねで)そうなんですよ
オレしかでてないんですよ いや~孤独っす
」
え~ ホントに
書道部の男子は全員
顧問のなり手がなくやむをえず廃部になった元水泳部員なので
もともと書道に興味があるわけじゃないから 一人二人と来なくなり
夏休み明けたころには 全滅してしまったようです
まあ わからなくもないよね~
そんななか ヒロトは書道が嫌いじゃなかったので普通に通ってたのね
筆も新しいのに替えて 書道家を目指してノリノリだったのね
そして… はっと気が付けば男子一人になっていたんだってさ
もうこの時点で男子一人で出席ってところで目立っちゃってるからね~
ここから ヒロトもフェードアウトは無理だよね
毎回(めんどくせ~ながらも)出席
まじめに書に取り組む(当たり前だよ しゃべる人がいないんだから)
その姿勢を 顧問の先生、書道の先生、部長から直接ほめられ
顧問から話を聞いた担任にほめられ
部長から話を聞いたあいっぴぃからもほめられ…
外堀まで がっちり固められて もう逃げ場はないよね
いや~責任感って自発的に生まれるものだけじゃないんだね~
逃げ場のないところに追い詰められても生まれるんだね~
10月31日に 子どもたちの学校は文化祭がありまして
そこに書道部は作品を展示しなくちゃいけないということもあるのか
(先生に注意されたのか) 最近 また男子部員が復活
ヒロトは孤独から解放されたそうです 良かったね