LD(学習障害)の子供は普通級ではなにもしてもらえない
小学2年になり、はじめの面談で、担任から授業に参加させないといわれた。「全然ついてこれないし、足でまといなので、1人で1年生のドリルをやってもらいます」と。読み書きはできないけど、文章の読解力はあるので、答えられる質問もあるのでは?といったが、聞き入れてもらえなかった。国語、算数、理科、社会は授業中、一人でで1年生のドリルをやらされていた。次第に娘は学校にいきたがらなくなった。父親に相談しても、塾にいかせろと言われるだけだった。私はマンツーマンで教えてくれる塾を探し、通わせ始めた。大学生の講師だった。やはりその講師では、そのときはわかってもすぐに忘れてしまった。次の週はかならず、復習からやってくださいとお願いした。私は、正社員で働いて、娘は学童にいっていた。学校の準備は1人でできないので、私が前日の夜やっていた。筆箱の中をみると、鉛筆が全て真っ二つに折ってあった。だれがやったのか?と聞くと、自分でやったと答えた。「どうして?」と聞くと、学童で「バカ!」といじめられていると。我慢しながら、鉛筆を折っていた。私は、学童をやめさせ仕事を辞めた。家にいて、娘が帰ってきたときの顔をみようと思った。顔をみれば、学校でなにかあっても、すぐに気がついてあげられる。それから、毎日、学校からの帰りを家で待った。